新横浜駅前に期間限定の“新名所”が17年ぶりに登場しています。ラグビーワールドカップ(W杯)の期間中、記念撮影や待ち合わせに適した「新横浜ウェルカムモニュメント」が今月(2019年)9月15日夜に駅前東広場(横浜アリーナ側)で完成し、公開されました。
このモニュメントは、ラグビーW杯の観戦で新横浜を訪れた人の思い出になるようにと、新横浜町内会が企画。同町内会では、2002年に日産スタジアムで決勝戦など3試合が行われた「サッカーFIFAワールドカップ」時にも同様のモニュメントを東広場に設け、好評を集めた歴史があります。
金子清隆会長は「サッカーのW杯時は非常に多くの方が記念写真を撮り、待ち合わせをしていた光景が脳裏に強く残っている。今大会でも一つの観光名所を作りたい、との思いで企画した」と話します。
モニュメントの制作にあたっては、横浜市出身のアーティストで、「新横浜パフォーマンス2019」のパンフレットデザインも担当した高橋憲助さんに「ノーサイド」をテーマとした台座のイラストを依頼。
また、スポンサーとして、篠原口駅前に本社を置き、統合型リゾート(IR)投資などを展開するSHOTOKU株式会社(SRCグループ、鈴木保社長)や、サッカーグッズの輸入販売を行う株式会社フットボールシーン(川崎市多摩区、橋爪茂樹社長)、観光客誘致に取り組む公益財団法人横浜コンベンション・ビューロー(布留川信行理事長)の三者が協賛しています。
大型イベント「新横浜パフォーマンス2019」が駅前で開催された9月14日と15日の2日間に“ライブペイント”の形で台座のイラストを完成させた高橋さんは、「ノーサイドという作品の全体テーマがあり、さらに敵味方なく一つになってラグビーを盛り上げていこうという思いを込めて描いた」といい、「こうした場所で絵を描くのは初めてだったが、多くの方に声をかけて頂き楽しかった」と振り返りました。
高さ5メートル・奥行3メートル・重さは約500キロにおよぶモニュメントは、上部に地球儀と万国旗が配置され、下部には日本の花鳥風月を盛り込んだ高橋さんのイラストが描かれており、海外からの観光客に注目を浴びそうです。
モニュメントは、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)でラグビーW杯の決勝戦が行われる11月2日(土)まで展示されます。
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