新横浜でも“ノーサイド”の精神でラグビーワールドカップ(W杯)を楽しんで――。3連休中の9月14日(土)と15日(日)に開かれた「新横浜パフォーマンス2019」(新横浜町内会など同実行委員会主催)では、ラグビーW杯を前にダンスと音楽のパフォーマンスで大会前の街を盛り上げました。
15日夕方に新横浜駅前西広場の特設ステージ開かれたトークショーでは、ラグビー元日本代表の3氏を招き、今週9月20日(日)から始まるラグビーW杯への期待などが語られました。
スケジュールの都合でトークショーに参加できなくなった廣瀬俊朗さん(元日本代表キャプテン)に代わって登壇したのが今泉清さん(早稲田大学・サントリー出身、1995年のラグビーW杯南アフリカ大会時の日本代表)。
今泉さんは「ここ新横浜はW杯決勝戦の地だ。ラグビーの“ノーサイド精神”は選手だけでなく、会場にいるお客さん全員に当てはまるもの。スタジアムから新横浜駅に帰るまで、ノーサイドの精神でみなさんが一緒になって慣れ親しむところに意味があるので、観戦に訪れた人たちと交流を深めて」とアドバイス。
また、川合レオさん(玉川大学・NECグリーンロケッツ出身、2000~01年に日本代表)は、「これまで、ラグビーは経験者だけで盛り上がっているような部分があったが、W杯はテレビでも見られるし、新横浜でも素晴らしい試合がたくさんある。この機会に『ラグビーファミリー』になってほしい」とエールをおくります。
社会人ラグビーチームが舞台となったTBS系のドラマ「ノーサイド・ゲーム」(9月15日に最終回)で、主力選手の「安西信彦」役を演じる斉藤祐也さん(明治大学・サントリー・仏1部リーグUSコロミエ・神戸製鋼など出身、2003年のW杯オーストラリア大会時の代表)は、“真剣勝負”として試合シーンなどを演じるなかで、「7年前に現役を引退したが、ドラマに出演したことで、ラグビーの魅力や素晴らしさを再認識した」と明かします。
そのうえで、「チームが一つにまとまっていく姿や、それぞれの選手が人のために何ができるか、という部分を見てほしい」と話し、「W杯ではノーサイド精神で相手をたたえ、様々な国の人が観戦に来るのでぜひ交流を」と来場者に訴えました。
今回だけの異色メンバーが舞台に結集
今年の新横浜パフォーマンスでフィナーレを飾った「ラグビースペシャルパフォーマンス」は、ラグビー界に精通した横浜市出身のアーティスト・田中美里(みり)さんが1日目のライブに続いて登場。
ダンス界を中心に幅広く活躍する7人のストリートダンサー(イルカ野、MAMI、CHIKA、Gentaro、海音、Soul、難波諒太の各氏)と、有力キッズダンスチームの「Rapid Progress from PARADISE」のメンバーが舞台に顔を揃えます。
さらには、川合レオさんや女子ラグビーチーム「YOKOHAMA TKM」(戸塚区)の選手、港北区に拠点を置くチアリーディングチーム「RAINBOWS(レインボーズ)」の約20人がステージに加勢し、新横浜パフォーマンスならではといえる異例のメンバーが圧巻のステージを披露しました。
エンディングは、キッズダンスとレインボーズのメンバー、川合レオさんらがステージパフォーマンスを繰り広げるなかで、ラグビー中継番組のテーマソングにもなっている「Go Forward(ゴーフォワード)」を田中美里さんが熱唱。“ノーサイド”をテーマに掲げた2019年の新横浜パフォーマンスは幕を閉じ、9月21日(土)から日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で試合が始まるラグビーW杯の本番を待つだけとなりました。
【関連記事】
・ラグビーを盛り上げる「新横浜パフォーマンス」、9/14(土)・15(日)に駅前で(2019年9月11日、事前の記事)
【参考リンク】
・田中美里(みり)さんのCD「Go Forward」の映像と紹介(ソニー・ミュージックアーティスツ)