9月16日は敬老の日。自分自身や、高齢の親が被害にあうことが決してないようにと、新横浜の信用金庫と港北警察署(大豆戸町)がタッグを組み、“詐欺ストップ”を呼び掛けます。
明日(2019年)9月13日(金)9時から15時まで、地下鉄新横浜駅からすぐ、JR新横浜駅北口から徒歩約4分の城南信用金庫新横浜支店(新横浜2)では、来店客に「詐欺撲滅(ぼくめつ)のポイント」について記された港北署作成のチラシなどを配布する「敬老の日」キャンペーンを実施します。
「金融機関を通しての“振り込み”による詐欺が減ったように感じます」と、同支店の森義範支店長が語るように、今年の港北署管内での特殊詐欺被害は、一昨日(9月10日)現在で34件、被害額が約5500万円と、対前年での減少傾向にあるといいます。
しかし、「直接窓口を通さないだけで、国や役所などの公的機関などを装い、電話をかけ、直接キャッシュカードなどを受け取る“受け取り型”の詐欺が横行しています」と、森支店長は、警察の協力もあり、窓口で詐欺をストップしてきた経緯を振り返り、窓口を経由しない詐欺についても、来店客により一層の注意を促したいと感じているといいます。
(9月)13日(金)当日は、同信金窓口での取引客に粗品(令和記念の金箔入り梅茶)を先着100人に進呈するほか、11時から12時までの間、港北署員と同信金職員、港北防犯指導員会(高橋光也会長)のボランティアメンバーらによる、店頭での通行人への詐欺防止の呼びかけも行う予定とのこと。
森支店長は、「かつて、自身の親が、詐欺グループに騙(だま)されそうになってしまったことがありましたが、自分に連絡があり、被害を防ぐことができました。電話を切ってから、まずは自分の子や、“なりすまされた”公的機関などに正しく連絡を入れれば、必ず詐欺を看破できるはず。自身の目、身内の目、そして近所の目で、犯罪を一件でも減らせる地域社会を実現できれば」と、同支店へのキャンペーン当日の来店、そして周囲の人々への注意喚起を呼び掛けています。
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【参考リンク】
・港北警察署公式サイト ※「暗証番号を聞かれたら詐欺!!暗証番号は絶対に言わないで!!」とトップページで注意を喚起