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横浜市都市整備局は、平成31年度下期(2019年10月~2020年3月末)に開業を目指す相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅で、バス乗降場や駐輪場を整備するための予算を新たに計上しました。

環状2号線の新横浜方面行の車線へは歩道橋を使って渡る必要があるため、羽沢横浜国大駅から新横浜側へ向かうバスの乗り換えは若干手間がかかりそう(2015年7月、神奈川羽沢南二丁目地区「都市計画市素案説明会」の横浜市資料より)

これは「神奈川東部方面線関連事業」との名称で、今年(2018年)4月から始まる「平成30年度予算(案)」に4000万円が盛り込まれたもので、今年度はバス乗降場と駐輪場の設計を行うとしています。

同局の予算概要に示された地図では、バス乗降場を環状2号線の上下道路上に設けるとともに、駐輪場は駅舎の新横浜側西谷側にある旧「羽沢長谷公園」の2カ所に新設。羽沢長谷公園の駐輪場については今年度から工事を行う計画です。

なお、駅前の再開発エリアで、高層ビルなどを建設する計画の「神奈川羽沢南二丁目地区」には、環状2号線沿いに「バス等乗降場」の記載はありますが、広場を活用した“バスターミナル”的な施設は記載されていません

建設工事が進む羽沢横浜国大駅(1月17日)

2018年度中に改定を予定する都市計画マスタープランの「神奈川区まちづくりプラン」では、バス路線について、羽沢横浜国大駅と片倉町駅などの各駅を結ぶ路線の拡充や、区役所のある東神奈川駅周辺への交通アクセスの改善を進めるとの方針を示しています。

羽沢エリアは「新横浜都心」の一角であり、同プランでは新駅の開通を機に「広域交通ターミナルとしての拠点性を高める」ともうたっており、中長期的には新横浜エリアも含めたバス路線の新設や再編が行われる可能性もありそうです。

【関連記事】

<相鉄直通線>羽沢横浜国大駅の建設は順調、JR側の次駅は「武蔵小杉」か(2018年1月18日)

“新横浜都心部”エリアの「羽沢」、相鉄直通線で新たな拠点駅と街が生まれる(2017年7月29日、羽沢横浜国大駅周辺の再開発について)

<神奈中バス>新横浜駅から羽沢方面の路線で平日夜に「急行バス」を1本新設(2017年9月23日、現状の路線バスについて)

【参考リンク】

横浜市都市整備局「平成30年度予算概要」PDF、p18の「新横浜都心の魅力・活力を高めるまちづくり」参照)

都市計画マスタープラン神奈川区プラン「神奈川区まちづくりプラン」の改定(平成30年度予定)を進めています(神奈川区)

都市計画市素案説明会の開催「神奈川羽沢南二丁目地区」(2015年7月開催、PDF形式で当日説明資料の公開あり)