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相鉄線からのレールが新横浜へ向かって伸びてきています。鉄道・運輸機構の東京支社はこのほど、「相鉄・JR直通線」と「相鉄・東急直通線」の工事状況などを伝える広報紙「神奈川東部方面線だより」の2017年9月号を発行しました。それによると、相鉄線西谷駅から、JR線と東急線側へと分岐する羽沢駅(仮称)までの区間ではレールの敷設が着々と進んでいるとのことです。

9月に発行された「神奈川東部方面線だより」(鉄道・運輸機構)

同広報紙によると、西谷駅と羽沢駅を結ぶ西谷トンネル(1445メートル)では、すでにトンネル本体は完成しており、設備工事やレールの敷設が行われてる状況。羽沢駅ではホーム部でコンクリート構造物の工事が完了し、駅舎の一部である電気室の建設も開始。今にも電車が走ってきそうな地下トンネル内の写真が掲載されており、2020年3月末(平成31年度下期)までの開通に向け、順調に工事が進んでいることがうかがえます。

一方、2023年3月末(平成34年度下期)までの開通を目指す相鉄・東急直通線では、「羽沢トンネル」(羽沢駅~新横浜駅間=3498メートル)が新横浜駅(仮称)へ向かって掘り進めており、新横浜駅前の環状2号線地下で駅の鋼管柱を建てている様子も写真で紹介されていました。

(※)見出し左側の写真は「神奈川東部方面線だより」に掲載された羽沢駅(仮称)の写真

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【参考リンク】

神奈川東部方面線だよりPDF、2017年9月発行号、港北区役所のサイトで先行公開中)

羽沢駅(仮称)の駅舎などの工事状況(鉄道・運輸機構)

西谷トンネル内の架線など電気工事関係の進捗(鉄道・運輸機構)