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横浜線の駅では飲料自販機のキャッシュレス専用化が進みそうです。

JR東日本の駅で店舗や売店などを運営する株式会社JR東日本クロスステーション(東京都渋谷区)は、横浜線の大口菊名新横浜小机鴨居の5駅と京浜東北線・新子安駅のホームなどに設置している「acure(アキュア)」ブランドの飲料自動販売機(自販機)について、来月(2024年)7月1日から現金を使えない「キャッシュレス専用化」すると発表しました。

JR横浜線の駅ホームなどで多く見かける「acure(アキュア)」ブランドの自販機は飲料メーカーの枠を超えた独自の品ぞろえを特徴とし、JR東日本の「JREポイント」を貯めることもできる。一部で現金が使えないキャッシュレス専用化が進む(JR菊名駅、6月22日)

同社では2022年10月に山手線の田町駅と代々木駅を皮切りに6駅に設置したアキュアブランドの自販機でキャッシュレス専用化を実施。

その結果、「住宅地」と「オフィス・工場エリア」のいずれかまたはその両方に該当する駅がキャッシュレス専用化するのに適していたといいます。

今回の横浜線・新横浜などの6駅はその特徴を持っているとして選定。また、これらの駅では電子マネーによる決済率が78%にのぼり、改札での「Suica」利用割合も約80%に達しているとのことです。

キャッシュレス専用化した自販機では、SuicaやPASMOをはじめとした交通系電子マネーをはじめ、iD、QUICPay、nanaco、楽天Edy、WAON、QRコード決済(Alipay、WeChatPay)、JRE POINTで決済が可能(JR横浜線・新横浜駅、6月22日)

キャッシュレス化は、新横浜駅9台小机駅7台鴨居駅7台大口駅6台新子安駅6台菊名駅5台の自販機が対象。すでに6月23日時点で一部の自販機は現金の使用ができなくなっています。

これらの自販機ではSuicaやPASMO(パスモ)などの交通系をはじめとした各種電子マネーQRコード決済に加え、JR東日本の「JREポイント」でも購入が可能です。

来月から新しい紙幣(一万円札、五千円札、千円札)の登場が予定される一方、当面は新紙幣に対応できない自販機も残るとみられ、事業者と利用者の双方にキャッシュレス化をより進めようとする動きが加速する可能性もあります。

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【参考リンク】

「acure(アキュア)」ブランドの自動販売機について(JR東日本クロスステーション・ウォータービジネスカンパニー)

横浜線・京浜東北線6駅で自販機をキャッシュレス専用にPDF、JR東日本クロスステーション・ウォータービジネスカンパニー、2024年6月18日発表)