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東急線で“新幹線”みたいなデザインの電車には出会えましたか?

東急電鉄は今年(2024年)3月から東海道・山陽新幹線をイメージした“ラッピング車両”1編成を目黒線に投入しており、5月14日には東横線にも1編成を投入し、両線内だけでなく新横浜線や相互乗り入れの路線へも足を伸ばしています。

2024年3月4日に運行を開始した目黒線のラッピング車両は新幹線をイメージしているが、色合いの変化は車両側面の半分程度にとどめていた(東急電鉄のニュースリリースより)

これは東急東横線や目黒線の沿線に対し、新横浜線の開業で新幹線乗り換えへの利便性が高まったことをアピールするために始めたもので、JR東海が協力。

先月、東横線に投入されたラッピング車両では、車体全体を東海道・山陽新幹線と同様の白色に染め、“新幹線ブルー”と呼ばれるラインを巻いてより新幹線のデザインに近づけました。

5月14日から東横線に投入されたラッピング車両は車体全部を新幹線の雰囲気に変えた(東急電鉄のニュースリリースより)

また、2編成あるラッピング車両では、かつて東海道・山陽新幹線での車内放送時に2003(平成15)年11月まで流されていた「ひかりチャイム」を復刻し、東急新横浜線で新横浜駅を発着する際に車内で流す取り組みも予定されています。

この復刻ひかりチャイムは、目黒線のラッピング車両が7月1日から、東横線の車両は秋ごろから使用する予定とのことです。

東急新横浜線は今年3月16日のダイヤ改正で日吉までだった目黒線の列車を新横浜まで延長運転する形で昼間の列車を増便した(日吉駅、2024年2月)

東急電鉄によると、新横浜駅の平均乗降者数は開業直後の2023年4月には1日平均6万2000人だったものが今年4月には同8万4000人にまで増加。

今回のラッピングトレインを通じ「さらに沿線のお客さまに東急新横浜線に親しんでいただき、日々のお出かけに、東海道新幹線アクセスにますますご活用いただければ」(東急電鉄)とコメントしています。

【関連記事】

新横浜線で西日本への旅をPR、東急が“新幹線ラッピング”列車も(横浜日吉新聞、2024年3月4日、目黒線への導入時)

新横浜線きっかけに東急・JR東海が連携、「豪華列車」を浜松方面へ初運行(2024年6月3日、両社で新たな取り組みも)

【参考リンク】

「《東急電鉄:ニュースレターVol.9》新幹線ラッピングトレイン車内でなつかしの『ひかりチャイム』を使用します」(2024年6月3日発表、チャイムは7月以降に使用)

「《東急電鉄:ニュースレターVol.8》新幹線デザインのラッピングトレイン「第2弾」を2024年5月14日(火)から運行します」(2024年5月8日発表、目黒線に続き東横線にも投入)