横浜国立大学(保土ケ谷区常盤台)は、羽沢横浜国大駅の駅前で今年秋にオープンが予定されている複合商業施設「HAZAAR(ハザール)」内に10月から「羽沢サテライトキャンパス(仮称)」を設置することを発表しました。
同大学の地域連携推進機構によると、同サテライトキャンパスではゼミなどの小規模な講義や教職員がWeb会議などを行う際の活動スペース、地域向けのセミナーやイベントなど、さまざまなシーンでの活用を想定。
学生が自ら所属する専攻以外の分野を学ぶ「副専攻プログラム」の地域交流科目で、地域課題実習活動を行う際の拠点としても使用したい考えです。
また、地域との交流スペースとして各種イベントやセミナーなども実施していくといいます。
羽沢サテライトキャンパス(仮称)の名称は今後検討していくとのことです。
同大学はこれまでも市民向けの公開セミナーなどを開催していますが、羽沢横浜国大駅からキャンパスの入口までは徒歩で15分ほど離れており、キャンパス内も広大なため校舎までは一定の時間を要します。
アクセスの良い駅前にも拠点ができることで、同大学と地域の接点はより広がることになりそうです。
駅周辺の羽沢南町内会で会長をつとめる和田勝己さんは「地域と大学が連携し、良い関係性を構築していければ」と期待を寄せていました。
複合商業施設のハザールは、駅前に建つ23階建ての再開発ビル(昨年11月完成)のうち1階から4階を占め、今年秋のオープンが予定されています。
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【参考リンク】
・羽沢サテライトキャンパス(仮称)を設置します(横浜国立大学・地域連携推進機構、2024年1月22日)