新横浜駅ビル「書店」内に新たなカフェがオープン。新横浜の“新たな居場所”としての存在感に注目が集まりそうです。
先月(2023年)12月22日、新横浜駅ビル「キュービックプラザ新横浜」(新横浜ステーション開発株式会社、新横浜2)8階にオープンした「有隣堂キュービックプラザ新横浜店」では、きょう(2024年)1月26日(金)から新たに店内に「ストーリーカフェ(STORY CAFE)」をオープン。
きのう1月25日(木)午後に行われた「記者発表・内覧会」では、横浜市内外から大手メディアなど約10数社が来訪。
書店のオープンから1カ月を迎えての概況について、株式会社有隣堂(中区伊勢佐木町1、松信健太郎社長)店舗運営部に所属し同店店長を務める加藤秀樹さんからまずは説明。
昨年9月から同社に新たに立ち上がった飲食事業部からは部長の米山博文さんが登壇し、飲食事業のビジョンや方針、同カフェの特色についての紹介を行いました。
まず書店については、売上目標などをおおむね達成できているといい、「新幹線利用客や子育て世代の来店が特に目立つ」ことについて言及。
比較的高級な文具や贈答品、学習参考書や乳幼児向けの書籍やグッズの売り上げが特に好調であると説明し、「多世代が来店しゆとりある店舗を利用いただいている」と語っていました。
またカフェについては、書店併設のカフェとしては現在5店舗目(横浜市内では2店舗目)であること、その中でもやや小さめの店舗(44席)であること、コンセントを備えた「個室」仕様の1人席を8席用意していることなどについて説明。
試食用にと提供した「チキン&グリル野菜のホットサンド~バジルマヨソース」(900円、価格は全て税込)や季節のジャムとバタークリームで味わう「ビクトリアケーキ」(800円)などのメニューの特色についても解説し、「メニューは今後季節ごとに新たなものを打ち出していくことができれば」(米山さん)と語っていました。
なお、書籍については、購入(精算)後に持ち込むことが必要となっており、未会計商品の持ち込みは不可。
「購入した書籍や文具を手に取り過ごす」というスタイルでの利用となりそうです。
座席や通路についてはイベントなどを開催できるようにと「ゆったりめ」の空間スペースを展開しており、同社が運営を行う『ヤマハミュージックレッスン・音楽教室』の講師などによるイベントの開催についても構想しているとのこと。
新横浜駅や商業施設の利用者のみならず、日産スタジアムや横浜アリーナ、横浜ラポールやKOSE新横浜スケートセンターといった大型イベント施設の利用者も多い新横浜駅ビル内店舗、横浜発祥の老舗店らしい“地域密着”の試みや、店舗スペースをフルに活かしたイベントの企画開催にも、今後大きな期待感が寄せられることになりそうです。
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【参考リンク】
・キュービックプラザ新横浜店(株式会社有隣堂)