2年ぶりとなるヘリ離着陸訓練で“いざ”発生するかもしれない大規模災害に備えます。
横浜市港北消防署(大豆戸町、木村正夫署長)は、今月(2023年)11月9日午後、新横浜公園内の日産フィールド小机(小机町)で、2年ぶりとなる「消防ヘリコプター離着陸訓練(ヘリ訓練)」を実施しました。
横浜市消防局航空消防隊(横浜へリポート航空科)横浜へリポートの署員や横浜労災病院YMAT (横浜救急医療チーム)の医師や看護師、救急救命士、港北消防署員や港北消防団員が参加し、準備も含め2時間半の訓練の時間を共有。
新型コロナ禍により一般公開でのヘリ訓練は中断されてきたなかで、今年も大規模な広報は行わなかったものの、航空消防隊のサイト上での告知や、地元・小机地区の自治会・町内会に訓練の実施を告げる方法での一般公開となりました。
新横浜公園の職員や近隣住民が駆け付ける中、着陸は2度行われ、1回目は横浜労災病院YMATの医師らが傷病者をヘリに送り届け、2回目には傷病者をヘリから救出し、労災病院のドクターカーに乗車するまでの行程で無事に行われていました。
離着陸時の音や風に驚いた来園者の誘導なども消防署員らが行い、訓練は15時30分には無事に終了。
時速約300キロメートル、4時間10分空を飛べるというヘリコプターは、わずか10数分で金沢区福浦の横浜へリポートから日産フィールド小机までたどりつくことが出来るといい、近隣自治体での水難事故や大規模災害時の救援などでも駆け付けることがあるという日々の取り組みの成果を発揮するかの壮観な風景を生み出す訓練に、多く来場者からの驚きや歓声があがっていました。
なお、昨年(2022年)は会場とのスケジュール調整がつかず実施を見送ったほか、2020年は同フィールドの芝を保護する状況、2019年は台風による高波でヘリポートやヘリの機体が浸水被害を受けたことで訓練を実施できなったこともあり、2018年以来5年ぶりに公開で実施できたことでの「いざ」に備える訓練の大切さを知り学べる機会になったともいえそうです。
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・【過去実施】<港北消防署>ヘリコプターを使った大規模訓練、2/10(土)午後に岸根公園で(2018年1月30日)
【参考リンク】
・横浜市消防局航空消防隊の紹介(横浜市消防局横浜へリポート航空科)
・ヘリコプター離着陸訓練のご案内(同)