改良工事が続けられていた菊名駅近くの「菊名4丁目交差点」で、次なる課題に対応するための対策が打たれています。
港北警察署と港北交通安全協会（大豆戸町）は今月（2023年）7月14日、菊名4丁目の綱島街道にある「菊名歩道橋」に右左折の禁止を告知する横断幕を新たに掲出しました。
横断幕の掲出作業を行う港北署交通課の担当者と港北交通安全協会の嶋村公（ただし）代表理事、菊名北町町内会の長井貞道会長ら（7月14日）
綱島街道と旧綱島街道が交差する菊名4丁目交差点は、法隆寺交差点（鶴見区、馬場出入口近く）方面から走ると本線が直角カーブのようになっていて見通しが悪く、曲線を解消する改良工事が一昨年（2021年）12月までに行われたところです。
菊名駅東口にある菊名4丁目交差点の位置図（オープンストリートマップを加工して制作）
本線の見通しは良くなったものの、今度は右左折禁止の本線上から旧綱島街道を本線と見誤って菊名神社方面へ右折を試みる車が目立ってきたといい、停滞する車からのクラクションによる騒音や車両間によるトラブルが懸念されているとのこと。
法隆寺交差点側の車線上から見た菊名4丁目交差点、本線が少し分かりづらく、旧綱島街道へ右折しようとする車も目立つという（7月14日撮影）
地元の菊名北町町内会から相談を受けた港北署は、標識の位置変更を検討するとともに、当面の対応策として港北交通安全協会が横4メートル・縦0.85メートルの横断幕を制作。法隆寺交差点方面から走ってきた車が見やすいよう歩道橋上に掲出したものです。
港北署では今後、現在は道路上にある標識の位置を歩道橋上などへ移したい考えです。
【関連記事】
・【過去記事】菊名4丁目交差点の「綱島街道」改良、急な曲線を緩和、歩行者空間も拡大へ（2021年12月14日、横断環境が改善され、本線の見通しは良くなっている）
【参考リンク】
・菊名4丁目交差点の場所（グーグルマップ）
