横浜市は菊名駅東口近くの綱島街道にかけられている「菊名歩道橋」について、来年度(2017年度)中にも撤去する方針であることがわかりました。市道路局の新年度予算に撤去費用が計上されています。
菊名歩道橋は菊名神社付近を通る「旧綱島街道」と菊名駅方面を結ぶため、綱島街道との交差点に1968(昭和43)年3月に設置。旧綱島街道の付近には菊名小学校(菊名5)があることから、児童が綱島街道を横断する際にも使われています。
一方でまもなく設置から半世紀となり、老朽化が進行。現在では小学生以外の利用者が少ないこともあり、廃止の方針を決めたとみられます。
市では地元の同意が得られた後に歩道橋を撤去し、空いたスペースを活用して交差点の安全対策を図りたい考えです。
【2021年12月15日追記】記事執筆時点で菊名歩道橋は撤去し、菊名4丁目交差点を“スクランブル交差点”の形として横断を確保する方向となっていましたが、その後に行われた「交差点改良工事」において検討した結果、スクランブル交差点の確保は困難という結論になり、3つあった「横断歩道」を2つに集約。歩道橋下にあった馬場寄りの綱島街道上には横断歩道が無くなったため、主に児童の横断環境を維持するうえで、菊名歩道橋は当面存続する方針となっています。
【参考リンク】
・横浜市道路局「平成29年予算概要」(PDF、13ページ参照)
・菊名歩道橋の位置(グーグルマップ)