日本古来の歴史ある神社で、厳かな雰囲気や「夏」の季節らしい“風物詩”を楽しみ過ごしてみませんか。
聖武天皇が即位した奈良時代の724(神亀元)年に全寿仙人が創立したといわれる師岡熊野神社(師岡町、石川正人宮司)では、今月(2023年)6月30日(金)14時から15時まで、夏の神事「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」を一般に公開し行います。
宮中・神宮をはじめ全国の神社で毎年6月30日と12月31日に行われているという「大祓(おおはらえ)」。
半年間の「罪」や「穢(けがれ)」を祓(はら)い除き、残り半年の無病息災を祈るための儀式だといい、「心豊かな社会作りをするための祭儀」として同神社でも行われているといいます。
「新型コロナ禍」の影響により、2020年と2021年には神職と神社関係者のみで行い、一般の参列はできない状況となっていましたが、「昨年(2022年)からは一般の方にも見学いただくことができました」と同神社。
「夏越の大祓」の挙行にあわせて、あす6月28日(水)から7月9日(日)まで、茅(チガヤ)で作られた大きな輪をくぐることで穢を祓う「茅の輪くぐり」用の「茅の輪」も設置される予定です。
この神事にあわせ、茅の輪を模した「茅の輪守」も6月30日の神事終了後から頒布される予定(初穂料※納めるお金の意、300円・700円の2種類)とのこと。
大祓当日の参列が叶わない場合、人形に罪や穢を移し、身代わりとして神社に納める人の形を模した紙「人形(ひとがた)」の受付も事前に行っているといいます。
「今年の上半期の穢を祓うためにも、お時間の許す方はぜひご参拝ください」(同神社)と、大祓当日、また前後の来社についても広く呼び掛けています。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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