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街を走る「市営バス」地元小学校に登場。大型車両の危険性を“リアル”に学びます。

横浜市立太尾小学校に登場した「横浜市営バス」車両。通算で2校目の「はまっ子交通あんぜん教室」への登場となった

横浜市立太尾小学校に登場した「横浜市営バス」車両。通算で2校目の「はまっ子交通あんぜん教室」への登場となった

横浜市港北区(大豆戸町)が主体となる港北区交通安全対策協議会(会長:漆原順一港北区長)は、今年度(2023年度)の「はまっ子交通あんぜん教室(交通安全教室)」を今月(2023年)5月9日から港北区内の横浜市立小学校で開催。

10日の大曽根小学校(大曽根2)、12日の箕輪小学校に続き、きのう5月18日(木)午前には、今年4校目となる教室を、太尾小学校(大倉山7、館雅之校長)で行いました。

今回は、今年度は初、昨年度から通算2回目となる横浜市交通局港北営業所(大豆戸町、小尾文男所長)の「横浜市営バス」車両が来校。

「死角」の実演。立っていれば見れるものの、座ってしまうと「マリノスケ」も運転席から見えなくなってしまった

「死角」の実演。立っていれば見れるものの、座ってしまうと「マリノスケ」も運転席から見えなくなってしまった

“いつも”道路を疾走しているバス車両の来校に、教室に参加した1・3年生児童約220人と教職員、ボランティア参加した保護者ら12人も、驚きと感嘆の表情を浮かべていました。

この日は30度近くまで気温が上がるなど、「夏」を思わせる気候となったこともあり、日陰となるようテントを設置、「水分を取るように」とのアナウンスを繰り返し行う中での実施に。

それでも、「市営バス」の周囲に子どもたちや、横浜F・マリノス(一般社団法人F・マリノススポーツクラブ)のキャラクターで「港北区安全安心大使」を務めるマリノスケがバスの後ろに立っても、運転席からは「マリノスケ」しか見えないという“死角”の確認や、後輪が前輪の内側を走る“内輪差”の実演では、大型バスが校庭を走る“迫力”で、その危険性をリアルに伝えていました。

危ない!マリノスケが「内輪差」で後輪に轢(ひ)かれそうに

危ない!マリノスケが「内輪差」で後輪に轢(ひ)かれそうに

港北営業所の同教室への参加は、昨年(2022年)、区内3校での「実演」を予定していましたが、雨天や暑さにより2校で中止。城郷小学校(鳥山町)で6月に初めて行われて以来、今回で2校目となります。

6月末までの予定で残る21校のうち、あと3校の「市営バス」の登場が計画されているとのこと。東急バスも1校実施予定があるとのことです。

なおこの日は、同対策協議会の事務局を置く港北区地域振興課の職員や、司会進行役を担った港北警察署交通課の署員、F・マリノスの社員や公式チアリーティングチームのトリコロールマーメイズも来訪。

「路線バス」や大型車両の悲惨な交通事故ゼロを目指したい

「路線バス」や大型車両の悲惨な交通事故ゼロを目指したい

F・マリノスの「オフィシャルパートナー」アネスト岩田株式会社(新吉田町)の社員3人も、同社の主力商品の「スプレーガン」から、暑さ対策のミストを児童に吹きかける“アトラクション”を行うなど、学びの場を盛り上げていました。

港北営業所の小尾所長は、「バスを降りた後は飛び出さないバスが動いている間は車内で立たないことなどを守ってもらえれば」と、路線バスの安全な利用について呼び掛けています。

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【参考リンク】

交通安全動画(横浜市交通局自動車本部運輸課)※「横浜市営バス」の安全対策動画やリーフレットのダウンロードなど

港北区交通安全対策協議会(港北区地域振興課)