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1994年創業時の懐かしい店舗が戻ってきました。

新横浜ラーメン博物館ではきょう(2023年)3月2日(木)から都内の著名ラーメン店「野方ホープ」四半世紀ぶりに再出店し、7月17日(月・祝)までの期間限定で営業を始めます。

3月2日から営業を開始する「野方ホープ」、7月17日(月・祝)まで出店

ラーメン博物館が昨年(2022年)7月に開始した「あの銘店(めいてん)をもう一度」の一環で、開館当時の“創業メンバー店”が再出店する企画を行っており、2月26日まで再出店していた「支那そば勝丸」に次ぐ第二弾となります。

野方ホープは、東京都内のラーメン激戦区として知られる「環七通り(環状7号線)」の中野区野方で当時40歳のシングルマザーだったという小栗冨美代さんが1988(昭和63)年にオープンした小さなラーメン店。

1993年には行列ができるようになっていた「野方ホープ」(ラーメン博物館のニュースリリースより)

“こってり”だけど“すっきり”という醤油とんこつが支持を集め、じわじわと人気店になっていき、1994(平成6)年3月に開館するラーメン博物館からの熱望に応じて創業メンバー店として出店しました。

ただ、ラーメン博物館の店舗は、開業時の人気もあって創業者の小栗さんが現場に立たないと回らない状態で、車で仮眠を取りながら仕込みをして営業する毎日だったといいます。

そうしたこともあり、3年3カ月後の1997(平成9)年6月にはラーメン博物館を“卒業”。その後は都内で多店舗展開を進め、現在では銀座や中目黒などで10店を営業しています。

創業者の小栗さんと醤油とんこつラーメン(同)

今回の再出店では、2012(平成24)年に亡くなった小栗さんを支え続けてきたスタッフらが「創業者がんこババアに捧げる、35年間の成長」という愛情を込めたスローガンを掲げ、1994年当時の“ワイルドな味わい”を再現する計画だといいます。

出店はきょう3月2日(木)から7月17日(月・祝)までの138日間。都内の店舗とは若干異なる懐かしい一杯を味わうことができそうです。

【関連記事】

空地ばかりの新横浜に「ラーメン博物館」、1994年創業時の味で再出店企画(2022年11月11日、今回の企画について)

【参考リンク】

環七ラーメン戦争を勝ち抜いた“背脂醤油とんこつ”の老舗 ラー博「あの銘店をもう一度”94年組”」第2弾は環七「野方ホープ1994」(新横浜ラーメン博物館、2023年3月2日~7月17日出店)

ラーメン博物館「野方ホープ1994」の店舗案内(2023年3月2日~7月17日)