地域ぐるみで「認知症」をより深く知り、学ぶ講座が5回目の開催を迎えます。
横浜市が運営する在宅介護支援と交流施設「大豆戸地域ケアプラザ」(大豆戸町・社会福祉法人横浜市福祉サービス協会運営)などは、第5回「認知症のイメージを変える図書館のつどい」の3回講座を、横浜市港北図書館(菊名6)とオンラインで開催します。
2018(平成30)年度から毎年開催されてきた同イベントでは、認知症への理解を「地域ぐるみ」で深めること、また学び合う場としておこなわれてきたといいます。
1回目となるあす(2022年)10月28日(金)は、「イメージを新たにする学び~チームオレンジってなあに」というテーマで、大豆戸ケアプラザが参加しているという「横浜市チームオレンジ事業」について学ぶ予定です。
11月25日(金)に予定されている2回目の開催では、「不安を越えて~認知症のイメージを変える歩み」という表題で企画実施。
「認知症」に関連する書籍を交えて、これまでの認知症の歩みなどを参加者と一緒に考えていく会を予定しているといいます。
来年(2023年)1月27日(金)に予定されている3回目では、「ともによりよく生きる社会へ~当事者も一緒にその先についてみんなで話してみよう」という表題での、地域の当事者などを交えた座談会形式といった開催スタイルを検討しているとのことです。
認知症があってもなくても、ともに地域で生きる社会を
認知症の人と家族への応援者であるという「認知症サポーター」。
各所でおこなわれている「『認知症サポーター養成講座』の1度きりの受講だけでは、認知症の正しい理解をしていただくのは難しいと考えて3回シリーズで行っていくこととなりました」と、同ケアプラザ地域包括支援センターの社会福祉士・西本晶子さん。
講座全体のサブタイトルとして名付けた「認知症サポーター養成講座の『その先』を学びたい方へ」というサブタイトルがついています。チームオレンジはまさにこの企画に一致しました」と、特に初回の講座で学べる「チームオレンジ事業」を通じて、地域で認知症について理解を深め、「その先」を見据えての日々の活動をおこなっていきたいと意気込みます。
「認知症があってもなくても、ともに地域で生きていくことができる社会を目指していきます。回を重ねるごとにチームメンバーに当事者の方や地域の方々といった輪が広がっています。今後も、地域の皆さんをどんどん巻き込んでいくことができれば」と、同イベントへの参加を広く呼び掛けています。
なお、開催時間は3日間とも13時30分から15時30分まで。今回は図書館会場で各40人(先着順に申込受付)、オンライン配信での参加者も募集しています。
「初心者、当事者、ご家族など、どなたでも参加可能です」(西本さん)とのこと。
同イベントへの申し込みや詳細の問い合わせは同ケアプラザまで。
【関連記事】
・認知症のイメージ変える「図書館のつどい」参加者募集、特別ゲストに若き経験者も(2021年9月15日)※昨年度開催時の告知記事
【参考リンク】
・「認知症のイメージを変える図書館のつどい」案内(PDFファイル、大豆戸地域ケアプラザ)※申込・問い合わせ先について記載