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世界で初めて3つの世界大会で決勝戦4試合が行われた「日産スタジアム」を存分に体感できるツアーが誕生します。

横浜市は、日産スタジアムの正面ホールに展示しているFIFAワールドカップなどの展示物について、2019年のラグビーワールドカップや、昨年(2021年)夏の東京2020オリンピック男女サッカー競技の展示を加えて大幅に拡充し、「YOKOHAMA Final Stadium(ヨコハマファイナルスタジアム)×3」と題した新たなスタジアムツアーを春から始める計画です。

2019年に行われた「ラグビーワールドカップ」の決勝戦では日産スタジアムに過去最多の7万103人が詰めかけた(2019年11月2日)

日産スタジアムでは、これまでもガイドの案内によるスタジアムツアーを定期的に開いており、2002年のFIFAワールドカップに関する展示品を見たり、普段は入れない選手ロッカー内フィールド上を見学したりすることができましたが、これをリニューアル。

選手ロッカー内やフィールドの見学に加え、ラグビーワールドカップと東京2020オリンピックサッカーに関する映像の放映をはじめ、ユニフォームや選手サイン、大会記念品の展示などにより、3つの世界大会で決勝戦が行われた地であることを感じられる内容にするといいます。

2021年の東京2020オリンピックは無観客だったが、サッカー女子と男子の決勝戦が日産スタジアムで行われた(2021年8月7日)

また、正面ホールの展示スペースを「ファイナルミュージアム」と題し、3大会の展示だけでなく、これまで日産スタジアムで開かれたスポーツの大型大会やライブなどの公演に関する展示物を通じ、スタジアムの歩みも伝えていく予定です。

新たなツアーはスタジアム全体を「ミュージアム」と捉え、東ゲートから1時間程度かけてスタジアム内の“バックステージ”も含め見学しながらぐるりと一周して戻ってくる形となっており、参加費は大人1000円程度を想定しているとのこと。

スタジアムツアーではフィールドを体感できるのも人気(イメージ)

新横浜公園や日産スタジアムを所管する市環境創造局によると、新型コロナウイルス禍の状況を見ながら、来月以降に月数回のペースで新たなツアーを定期開催したい考えです。

【関連記事】

日産スタジアムの裏側やフィールドを巡る、4月から新たな「ツアー」開始(2022年3月31日)リンク追記、ツアーの詳細

<無観客五輪>日産スタジアムで男女サッカー「決勝」含む12試合が終了(2021年8月8日、無観客ながら昨年夏は男女とも決勝戦の会場に)

<決勝戦レポ>日本中が熱狂した「ラグビーW杯」、名残惜しさ漂う新横浜(2019年11月5日、過去最多の7万人超が詰めかけた)

【参考リンク】

「ワールドカップスタジアムツアー」について(現在のツアー内容)(日産スタジアム)