国内3例目の技術実証となります。今週(2021年)10月16日(土)に日産スタジアムで開かれる横浜F・マリノスの主催ゲーム、北海道コンサドーレ札幌戦でワクチン2回接種者や陰性証明の持参者を対象に座席の追加販売を行っています。政府による規制緩和「ワクチン・検査パッケージ」の技術実証という位置付けで、最大で1万6000席のチケットを販売する計画です。
首都圏では10月1日(金)で緊急事態宣言は解除され、感染者数も激減しているものの、10月中は経過措置としてイベント時の観客数は最大で1万人に制限されており、10月16日(土)の北海道コンサドーレ札幌戦も1万席がすでに販売済みとなっています。
一方、政府では新型コロナウイルスワクチンの2回接種者や、直近にPCR検査などで陰性となった場合については、団体旅行時に行動制限を緩和したり、イベントで観客の上限を上乗せしたりする「ワクチン・検査パッケージ」の実証を今月から開始。
イベントでは、10月6日の「JリーグYBCルヴァンカップ準決勝」(豊田スタジアム)や12日の「FIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選」(埼玉スタジアム2002)ですでに導入されており、今週16日(土)の日産スタジアムと、同じ日にノエビアスタジアム神戸で開催の「ヴィッセル神戸対アビスパ福岡」がともに3例目ということになります。
横浜マリノス株式会社(新横浜2)は「少しでも多くの方に観戦の機会をご提供し、スタジアムに戻って来ていただきたいとの想いから導入に至りました」といいます。
「ワクチン・検査パッケージ」による北海道コンサドーレ札幌戦の追加チケットは、下記「1」か「2」のいずれかの該当者にのみ販売。
- ワクチン2回目接種後、14日が経過している(※)10月3日(日)までに2回目接種を完了していること
- PCR検査陰性証明を提示できること(※)10月13日(水)以降に検体採取されたものが有効
当日、会場で「ワクチン接種証明」または「陰性証明書」に加え、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を提示する必要があるとのことです。
販売されるチケットは、「メインサイド2階席(W21エリア)」「バックサイド2階席(E26エリア)」「サポーターズシート2階席(N21~N26エリア)」の3種類で合計6000席。
「チケットF・マリノス」でのみ取り扱っており、価格は変動制で、10月12日(火)時点では、大人3700円(サポーターズシート)から4000円(メインサイド)の価格帯となっていました。
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【参考リンク】
・10月16日(土)札幌戦「ワクチン・検査パッケージ」導入に関するお知らせ(横浜F・マリノス)
・横浜F・マリノスの試合予定(チケット案内も)