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金融機関が初となる「カフェ」を経営――相鉄東急直通線により新横浜駅とも1本でつながる瀬谷駅で、新しい地域まちづくりの拠点づくりがスタートしました。

相鉄東急直通線で港北区ともつながる相鉄線沿線の瀬谷駅南口、40年来の悲願の再開発ビル「ライブゲート瀬谷」に城南信用金庫瀬谷店が移転オープン。ドトールコーヒー店舗を関連会社が運営する初のケースとなった(10月4日のオープンセレモニー時)

相鉄東急直通線で港北区ともつながる相鉄線沿線の瀬谷駅南口、40年来の悲願の再開発ビル「ライブゲート瀬谷」に城南信用金庫瀬谷店が移転オープン。ドトールコーヒー店舗を関連会社が運営する初のケースとなった(10月4日のオープンセレモニー時)

首都圏最大の信用金庫として知られる城南信用金庫(東京都品川区)は、先週(2021年)10月4日、横浜市瀬谷区の「瀬谷支店」を移転、新しい店舗スペースに新たな地域コミュニティの拠点とすることを目的とした「ドトールコーヒーショップ 城南信用金庫瀬谷店」(瀬谷区瀬谷4)をオープン。

地域の「にぎわいの場」を創出することを目的に、ロビーを営業時間以外も開放するととともに、カフェスペースを同信金の関係会社が初めて経営するという「カフェとのコラボ店舗」を展開することになりました。

初日の朝9時の開店前に行われたオープニングセレモニーには、同信金の川本恭治理事長のほか、同店舗が入る「ライブゲート瀬谷」(瀬谷区瀬谷4)周辺エリアの再開発を行った瀬谷駅南口第1地区市街地再開発組合(同区中央)の川口安徳理事長と、有限会社正和興業不動産(同区瀬谷4)の川上泰正社長株式会社ドトールコーヒー(東京都渋谷区)の加藤貴行店舗開発本部も出席。

オープニングセレモニーであいさつする城南信金の川本理事長(右)、瀬谷駅南口第1地区市街地再開発組合の川口理事長(左)

オープニングセレモニーであいさつする城南信金の川本理事長(右)、瀬谷駅南口第1地区市街地再開発組合の川口理事長(左)

店舗の運営を行う城南フーズ株式会社(同品川区)の松永正己社長、同信金瀬谷支店真道康彦支店長らとともにテープカットをおこないました。

同支店は、厚木街道沿いの瀬谷区橋戸1丁目1990(平成2)年2月にオープン以降、30年以上の歴史を同地で重ねてきましたが、店舗の老朽化にともない移転先を探す中、同再開発地でのリニューアルオープンに至ったといいます。

オープンに先立ち、テープカットが行われた。写真右から川本理事長、加藤本部長、川上社長、川口理事長、松永社長、真道支店長。右手がドトールコーヒー、左手が城南信金瀬谷支店側となる

オープンに先立ち、テープカットが行われた。写真右から川本理事長、加藤本部長、川上社長、川口理事長、松永社長、真道支店長。右手がドトールコーヒー、左手が城南信金瀬谷支店側となる

セレモニーの席で川本理事長は、「どこからがドトールで、どこからが瀬谷支店か分からないような作りになっています」と、信金の支店側にもカフェ空間が広がる店舗のつくりについて紹介。

その理由について、「過去10年間で来店いただくお客様が機械化や効率化により半減、以前のようにわざわざ店舗に来店しなくても大概の用事が済むようになりましたが、城南の支店にいけば、地域の情報も得られ、なんでも相談できて、いろいろな商談もできる。そんな地域のコミュニティの核となるようなモデル店としたい」と、来店客との接点を強めるために、より“気軽に来店”してもらえるような店舗を目指すと意気込みます。

再開発組合の川口理事長が「あたたかみが感じられる店舗」と評するドトールとの併設店。雪ヶ谷支店(東京都大田区)からドトール店舗の店長に抜擢されたという飯田義之さんがあたたかな笑顔で出迎えてくれた

再開発組合の川口理事長が「あたたかみが感じられる店舗」と評するドトールとの併設店。雪ヶ谷支店(東京都大田区)からドトール店舗の店長に抜擢されたという飯田義之さんがあたたかな笑顔で出迎えてくれた

再開発組合の川口理事長は、「日本にまだない、先端の店舗」と同店を評価。

今回の城南信金の取り組みについて、その出会いから振り返り、「今からちょうど5年前、ご縁がはじまった。銀行さんは時間になるとシャッターが閉まってしまうから難しいですよ、と伝えたら、時間になってもにぎわいを保つ店舗にします、との回答。どんな店舗になるのかな、と想像もつかなかったが、本日このような私どもの想い以上の店舗となりました」と、新しいカフェ併設店舗の誕生を喜びます。

信金支店側での「カフェ・軽食」タイムも寛(くつろ)ぎの時間となりそう

信金支店側での「カフェ・軽食」タイムも寛(くつろ)ぎの時間となりそう

「先代たちからの、40年来の悲願」だという、同再開発地区内の約1.0ヘクタール(約1万平方メートル)にも広がる再開発エリア。

来年(2022年)3月には、同ビルの3階・4階に「瀬谷区民文化センター あじさいプラザ」がオープンするという、相鉄本線瀬谷駅(瀬谷4)にも直結したビル内に位置することもあり、川口理事長は、「ちょっと一休みできる、あたたかみが感じられる店舗にしてもらえてうれしい。(今回の事業を成功させた同信金の)信頼感と、実行力に心より感謝したい」と同信金による初チャレンジを称(たた)えていました。

「ライブゲート瀬谷」では来年(2022年)3月に「瀬谷区民文化センター あじさいプラザ」がオープンするほか、生活利便性の高い「イオンスタイル横浜瀬谷」も先月(2021年)9月22日にグランドオープンしている

「ライブゲート瀬谷」では来年(2022年)3月に「瀬谷区民文化センター あじさいプラザ」がオープンするほか、生活利便性の高い「イオンスタイル横浜瀬谷」も先月(2021年)9月22日にグランドオープンしている

新設された支店とカフェ店舗の広さは約131平方メートル。カフェスペースは42席と、ゆったりとした空間を保っているといい、運営は同信金の関連会社となる城南フーズが担っています。

今後も、既存の店舗スペースを改装し、来年2月には元住吉店(川崎市中原区)、2023年2月には相武台店(座間市相武台)でも、同社が運営するドトールをオープンする予定とのことです。

「これからも、お客様に支店に気軽に立ち寄ってもらい、お客様の声や要望をよく聴いて、ニーズに合うことをおこなっていける店舗にしたい。地域の一員として、地域のお役に立ちたい」と川本理事長。

相鉄本線瀬谷駅南口(右)から直結している「ライブゲート瀬谷」(左)。約1ヘクタール(ha)の広さを持つ駅前の再開発エリアでは現在も工事がおこなわれている

相鉄本線瀬谷駅南口(右)から直結している「ライブゲート瀬谷」(左)。約1ヘクタール(ha)の広さを持つ駅前の再開発エリアでは現在も工事がおこなわれている

港北区周辺でも、特に大手メガバンクといわれる都市銀行が店舗の統廃合や事業の縮小をおこなうケースが増える一方で、「出店を減らしたり、職員を減らしたりすることは一切せずに、さらにお客様との接点を強めたい」(川本理事長)と新たな方針を定める同信金の取り組みは、“地域コミュニティの場”としての新しい金融機関の役割を果たすチャレンジとして、さらなる注目を集めていくことになりそうです。

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【参考リンク】

瀬谷支店移転のお知らせ(城南信用金庫公式サイト)

ドトールコーヒーショップ 城南信用金庫瀬谷店(株式会社ドトールコーヒー公式サイト)