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分散登校という「異例の」コロナ対応が行われる中、警察による“見守り”パトロールがおこなわれました。

コロナ禍による異例の「分散登校」での学校再開。大豆戸小学校には港北警察署の署員らが来訪し見守りパトロールを行った(9月1日)

コロナ禍による異例の「分散登校」での学校再開。大豆戸小学校には港北警察署の署員らが来訪し見守りパトロールを行った(9月1日)

神奈川県警港北警察署(港北署、大豆戸町)は、きのう(2021年)9月1日朝、新型コロナウイルス感染症拡大の影響、また緊急事態宣言の発出中ということもあり、異例の「臨時休校」明け、また「分散登校」となった区内小学校の通学路でのパトロールを実施。

同署から最も近い小学校となる横浜市立大豆戸小学校(大豆戸町)の正門前には、同署交通課の警察官や白バイ隊員が駆け付け、久しぶりに登校する児童らを見守りました。

地域ボランティアも活躍。港北署の白バイ隊員もこの日は駆け付けた

地域ボランティアも活躍。港北署の白バイ隊員もこの日は駆け付けた

横浜市立小学校では、先月8月27日に多くの学校で予定していた始業を延期し、8月31日までは臨時休校としていたことから、きのう1日が「久しぶりの登校日」となっていました。

同市立中学校も含め、臨時休校明けの1日から13日までは、1クラスを2つのグループに分け、原則、「隔日登校」とすることでの感染症対策をおこなう方針が市教育委員会からも示されています。

正門前で子どもたちを久しぶりに出迎えた田副聡校長は、「1年生から6年生まで約550人が在学していますが、隔日登校を行い、教室と家庭に分かれての学習方式を実施する予定です」と、昨年(2020年)6月頃から研修を重ね、準備してきたというタブレット端末を用いての授業に万全を期したいとの想いを語ります。

田副校長は「各家庭でも交通事故防止、またコロナ対策に万全を期してもらえたら」と語る

田副校長は「各家庭でも交通事故防止、またコロナ対策に万全を期してもらえたら」と語る

今年(2021年)8月末日での交通事故発生状況(暫定値)について、港北署では、区内の総数では昨年(2020年)同時期と比較して6件減少し319件と減少傾向にあるものの、「子ども(15歳以下)の事故発生状況は、昨年(2020年)同時期と比較して5件増加し22件となりました。子どもたちへの事故防止への注意喚起をお願いできれば」(吉仲光交通課長)と、各家庭などへの事故防止の対策強化を呼び掛けていました。

例年とは異なる「夏休み明け」の通学風景がしばらく続くことになりますが、警察はもちろん、保護者や教職員、学校の見守りボランティアなど地域の人々の「事故防止」に向けた取り組みにより、一人ひとりが安全に通学し、学校生活を安心して過ごせるようにと祈るばかりです。

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【参考リンク】

港北区内の交通事故発生概況 令和3年7月暫定値(神奈川県港北警察署)※この時点では前年比増が目立つ

横浜市立大豆戸小学校公式サイト