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新しくなった大ホールが公開されました。港北公会堂では、昨年(2020年)5月から行われていた天井などの改修工事がこのほど終わり、今月(2021年)3月25日に区内の関係者を約30人招いての「リニューアルオープン施設見学会」を開催し、新しくなった公会堂が公開されました。

リニューアル公開された港北公会堂。天井は内部の工事がメインで見えにくいが吊り下げ式天井が落下しないよう耐震性を強化。椅子や控室、トイレも刷新された(3月25日)

リニューアル公開された港北公会堂。天井は内部の工事がメインで見えにくいが吊り下げ式天井が落下しないよう耐震性を強化。椅子や控室、トイレも刷新された(3月25日)

2011年3月に発生した「東日本大震災」を機に、ホールなどの公共施設では天井の脱落を防止するための耐震化が求められており、港北公会堂では昨年5月から約10カ月をかけて天井の耐震化工事を実施。これにあわせ、館内の控室やトイレといった施設面での一部改修も同時に行われたものです。

今回のリニューアル工事終了にあわせ、来月4月3日には一般の入場者をともなうリニューアル式典の開催を予定していましたが、同公会堂が新型コロナウイルスワクチン接種会場となることが決定したことで、中止が決定していました。

臼井館長(左から2人目)が港北区連合町内会の川島会長(同3番目)らに館内のリニューアルされたポイントを解説した

臼井館長(左から2人目)が港北区連合町内会の川島会長(同人目)らに館内のリニューアルされたポイントを解説した

また、当初は4月から6月までの3カ月間を予定していたワクチンの集団接種期間も、国のワクチン配布の遅れから、港北公会堂は9月末まで一般利用ができないことになりました。

式典であいさつした港北区の栗田るみ区長は、「しばらく一般公開はできなってしまいましたが、(9月以降の)再開後は区民のみなさまにますます活用していただき、区の文化芸術伝統の発信拠点となること心から期待している」と話します。

また、港北公会堂の運営を担う臼井晃一館長は、「一番の目的は天井の改修工事だったが、控室やトイレもきれいになり、照明のLED化も進めることができた」と喜び、「ハード面は整ったので、そこに魂を注ぎ込むのは私ども職員の役割だ。港北公会堂がさらに成長していくため、職員一丸となって尽力していきたい」と力を込めました。

新しくなった椅子。座席数は変わらないとのこと

新しくなった椅子。座席数は変わらないとのこと

区内の自治会・町内会で構成する港北区連合町内会の川島武俊会長は、「普段、ここで集会や音楽イベントなどで利用させていただいている区民の立場からすると、すぐにでも使いたいという気持ちという思いだが、新型コロナワクチンの接種会場ということも重要な役割。団接種が滞りなく終わった後には、またみんなが使えるようになれば」とあいさつしました。

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【参考リンク】

港北公会堂の公式サイト