昨年(2020年)は12カ月間で新横浜のオフィス平均空室率が1%超にわたって上昇しました。賃貸オフィス仲介大手の三鬼商事株式会社(東京都中央区)は、2020年12月分の「オフィスマーケットデータ」を公表しました。
同社の調査によると、新横浜地区の先月(2020年)12月の平均空室率は前月比0.06ポイント上げた2.85%で、同年10月から3カ月連続でわずかながら上昇。12月は「成約の動きが少なかった」(同社)といいます。
一昨年(2019年)の12月時点で新横浜地区における平均空室率は1.67%だったため、1年間で1.18ポイント上げたことになります。
一方、平均賃料は一昨年12月時点で坪あたり1万521円だったものが1年後の昨年(2020年)12月は1万829円となり、300円超上がっていました。
横浜市内4地区(関内地区/横浜駅地区/新横浜地区/みなとみらい21地区)から成る「横浜ビジネス地区」全体で見ると、昨年12月までの1年間で、平均空室率は2.00%から3.85%へ1.85ポイントの上昇。一方、平均賃料は1万1862円から1万2271円へ409円上がりました。
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