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先月(2020年)5月は新横浜のオフィス空室率が上昇し、昨年(2019年)9月以来の2%台となりました。賃貸オフィス仲介大手の三鬼商事株式会社(東京都中央区)は、横浜市内4地区(関内/横浜駅/新横浜/みなとみらい)にあるオフィスの平均空室率と平均賃料を公開しました。

新横浜駅前から鶴見川までの間に広がるオフィスビル街と日産スタジアム

同社の調査によると、市内4地区から成る「横浜ビジネス地区」全体では、5月時点の平均空室率は2.47%となり、前月と比べて0.58ポイント上昇。横浜市役所が関内駅前から桜木町駅近くの新庁舎へ移転したことで、関内地区で市が借りていた民間ビルの大型解約などが響いたもので、新型コロナウイルスの影響による解約の動きは少なかったとのことです。

一方、地区別では、新横浜地区の平均空室率が2.12%となり、前月と比べて0.34ポイントの上昇。新横浜で2%台となったのは昨年9月以来のこと。同社によると、分室の閉鎖や撤退などに伴う解約の動きがあったためだといいます。1坪当たりの平均賃料についても前月比3円減の1万643円にとどまりました。

ただ、5月時点の市内4地区における平均空室率(2.47%)と比べ、新横浜地区は低い水準となっています

新横浜地区における過去の平均空室率・平均賃料

  • 【今回】2020年5月:平均空室率2.12%・平均賃料10,643円/坪
  • 【前年】2019年5月:平均空室率1.90%・平均賃料10,184円/坪
  • 【3年前】2018年5月:平均空室率3.35%・平均賃料9,778円/坪
  • 【4年前】2017年5月:平均空室率5.62%・平均賃料9,584円/坪
  • 【5年前】2016年5月:平均空室率7.69%・平均賃料9,655円/坪
  • 【6年前】2015年5月:平均空室率10.22%・平均賃料9,415円/坪

(三鬼商事「オフィスマーケットデータ(横浜)」より)

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【参考リンク】

オフィスマーケットデータ「横浜ビジネス地区/2020年5月時点」(三鬼商事)