東急電鉄や横浜市交通局、JR東日本など首都圏の鉄道各社は、緊急事態宣言の発出に伴い、現時点での「最終電車」など深夜帯の一部列車について、来週(2021年)1月20日(水)から当面の間、運休や行先変更を行うことを発表しました。東急東横線や地下鉄ブルーラインでも終電時刻が変わることになりますが、JR横浜線や相鉄・JR直通線は今回の対象から外れています。
東急電鉄の東横線では、平日の渋谷駅を0時35分から47分までに発車する4本を運休するとともに、その前の時刻に発車する3本の行先を変更。
これに伴い、日吉や綱島、大倉山、菊名の各駅への最終電車は渋谷駅0時19分発(東京メトロ副都心線の池袋駅0時1分発、新宿三丁目駅0時11分発から直通)の菊名行に変更となりました。
妙蓮寺駅や白楽駅方面へは、渋谷駅0時7分発(東京メトロ副都心線の池袋駅23時43分発、新宿三丁目駅23時53分発から直通)の横浜行が終電となります。
土休日ダイヤでは、渋谷駅0時7分発(東京メトロ副都心線の池袋駅23時49分発、新宿三丁目駅23時59分発から直通)の菊名行が最終となっており、妙蓮寺駅や白楽駅方面へは、渋谷駅23時58分発(東京メトロ副都心線の池袋駅23時40分発、新宿三丁目駅23時50分発から直通)の横浜行が終電に変わります。
一方、みなとみらい線や横浜駅方面から妙蓮寺駅や菊名駅、大倉山駅方面行では、平日の横浜駅発0時42分発から終電まで3本を運休するとともに、その前の時間帯に運行する2本の行先を変更。元町・中華街駅0時26分発、横浜駅0時35分発の元住吉行が終電に変わります。
土休日ダイヤでは、終電1本が運休となり、その前の時間帯に運行する2本の行先を変更。元町・中華街駅0時20分発、横浜駅0時29分発の元住吉行が終電に変更となります。
また、地下鉄ブルーラインでは、平日のあざみ野0時49発の新横浜行が運休となるため、センター北駅方面から新羽駅や北新横浜駅、新横浜駅への最終電車が12分から27分早まることになりました。関内駅方面から新横浜駅方面行の終電時刻に変更はありません。
このほか、JR東日本の首都圏路線でも同様に終電付近の列車が運休となり、京浜東北・根岸線、東海道本線や横須賀線などが対象となっていますが、横浜線や相鉄・JR直通線は対象から外れました。
なお、今回は緊急事態宣言に対応した暫定的な運休となっており、今年3月のダイヤ改正で予定されている東急電鉄などでの終電繰り上げは、別途異なるダイヤで実施される予定です。
【関連記事】
・<来春ダイヤ改正>大倉山方面への終電「菊名行」、渋谷0時8分発に繰り上げ(2020年12月17日、ダイヤ改正は別途行われる)
・JR横浜線でも3分~12分の「終電繰り上げ」へ、相鉄・JR直通線は現行通り(2020年10月22日、ダイヤ改正は別途行われる)
【参考リンク】
・東急電鉄「2021年1月20日(水)より終電時刻の繰り上げを実施します」(緊急事態宣言に伴う運休・変更)
・横浜市交通局「緊急事態宣言発令に伴う市営地下鉄終電時刻の繰り上げについて」(緊急事態宣言に伴う運休・変更)
・JR東日本「首都圏における終電時間帯の一部列車の運休を1月20日(水)より実施します」(緊急事態宣言に伴う運休・変更)