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炎の演出では小さな火災になったり、計16件の救急出動があったりしたとのことです。今年(2019年)9月21日から11月2日の決勝戦まで「ラグビーワールドカップ(W杯)」の6試合が行われた日産スタジアム(横浜国際総合競技場)での救護や関連イベントの集客などの状況がまとまりました。

準決勝からはオープニング時に「炎」を使った演出が加わり、近くの席まで熱気が伝わるほどだった(写真は10月27日)

今月12月17日に開かれた横浜市会「市民・文化観光・消防委員会」で報告され、このほど資料が公開されたもので、これによると、横浜消防による消防特別警備では、現地本部に計8隊約60人とともに、港北区などの消防団員も計3隊約20人を配置し、11月2日の決勝戦時は消防団員の数を計7隊約50人に増やしています。

期間中には火災が1件あり、これは決勝戦時のオープニングセレモニー炎を噴射する演出時に起こったもので、炎がフィールド上に落ち、人工芝が若干焼損。組織委員会のスタッフが水バケツなどで消火したといいます。

一方、救急については競技場内で10件競技場の周辺6件あり、このうち8件が外国人。1件は心肺が停止する事案だったものの、競技場内の現地医療スタッフと連携した活動によって、自己心拍が再開したとのことです。このほか、スタジアムの場内外に設置された「救護所」(場内4カ所、場外1カ所)の利用者は72人でした。

10月26日に開かれた「横浜ラグビーフェスタ2019」はにぎわいを見せていた

スタジアム周辺で行われたイベントでは、新横浜駅前の西口広場で計5日間開かれた「横浜ラグビーフェスタ2019」延べ7万5500人、小机駅北口で4日間開かれた「こづくえマルシェ」延べ3900人が来場したことも報告されました。

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【参考リンク】

横浜市会「市民・文化観光・消防委員会」の資料一覧