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今年(2019年)秋の「ラグビーワールドカップ(W杯)」に向け、横浜市は4月から始まる2019(平成31)年度予算で、関連予算の拡充を図っており、ラグビーW杯期間中に、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)と市内中心部を結ぶシャトルバスの運行予算も盛り込まれました。

ラグビーW杯期間中は新横浜などで装飾(シティドレッシング)を行う(写真はイメージ)

交通輸送や警備、ボランティア、医療・救護、危機管理、都市装飾(シティドレッシング)などをつかさどる総務局のラグビーワールドカップ開催事業予算は、前年の4億2507万円から4倍超となる18億4378万円を今年度計上。「ラグビー選手等による小学校訪問を実施するなど、大会に向けた市民の機運醸成やレガシーの創出等に取り組みます」(同局)としています。

文化観光局は、W杯期間中に日産スタジアムと市内中心部を結ぶシャトルバスの運行や観光案内所の開設から成る「横浜おもてなし事業」として、前年の2倍超となる1億2625万円を計上しました。

W杯期間中は日産スタジアムと市内中心部を結ぶシャトルバスの運行も計画されている(写真はイメージ)

道路局は訪日外国人客にもわかりやすく道路標識を改良したり、日産スタジアム周辺でバリアフリー修繕や安全対策を行ったりする予算として前年比3倍超となる1億7775万円を計上。また、都市整備局は新横浜や小机、市内中心部などのWiFi環境整備費などとして3200万円の予算を組んでいます。

資源循環局は日産スタジアムや観光地周辺の公衆トイレで清掃回数を増やしたり、全面改修したりする予算として1億1600万円を計上し、水道局は夏季に行われる「2020東京大会」時の暑さ対策として、会場となる日産スタジアム周辺で「ミスト装置」を設置した場合に水道管工事費の補助や水道料金の減免予算として270万円を新設しました。

いずれも日産スタジアムや新横浜に関わる予算だけに、大型イベントの終了後もその恩恵は残りそうです。

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【参考リンク】

横浜市「平成31年度予算について」(横浜市財政局)

横浜市「各局・本部別予算概要」(横浜市財政局)