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新横浜駅の市営地下鉄ブルーラインへの乗り換え階段に映像が流れているのに気付いたでしょうか。岐阜県に本社を置く独立系IT企業の株式会社電算システムが、今月(2019年10月)から階段途中の壁面をスクリーンとして活用した「デジタルサイネージ(電子看板)」の運用を始めています。

放映される横浜のPR映像は英語表記も行われており、海外からのラグビー観戦客が観ている様子も(10月12日)

場所は、東海道新幹線やJR横浜線の改札口や切符売場などがある2階の交通広場から、地下にあるブルーラインの改札口を結ぶ長いの階段とエスカレーターの途中。今年3月に横浜市交通局の傘下法人が機器を設置する事業者を募集していました。

階段やエスカレーターを下る人が見える縦3メートル×横8メートルの壁面を画面として使い、プロジェクターで動画を映写する形のデジタルサイネージで、横浜の観光PR映像を中心に、ニュースや天気予報、広告などを放映中です。

現在開催中の「ラグビーワールドカップ」や、来年(2020年)夏の「東京2020オリンピック」と国際イベントが続くなか、新横浜では“街の看板メディア”を設ける動きが活発化しています。

新横浜などの街中にある公共案内板(案内サイン)も片面は広告メディアとなった

先月(9月)までには駅ビル「キュービックプラザ新横浜」が交通広場側の壁面に約190インチのLEDビジョンを新たに設けたほか、新横浜周辺に設けられている地図などの公共案内板(案内サイン)も片面を広告メディアとしたうえで、無料の公衆無線LAN(Wi-Fi)や電源ポートを設置する取り組みも行われました。

また、世界的なスポーツの舞台となる日産スタジアム(横浜国際総合競技場)でも、2018年春に「東ゲート橋」の浜鳥橋側に大型デジタルサイネージ(電子看板)を設け、イベント情報や港北区のPR映像を流しています。

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W杯までに新横浜や小机・北新横浜で「無料Wi-Fi」、街の案内板を“広告化”し展開(2019年1月8日、街の案内板を「メディア化」する動きも)

【参考リンク】

電算システム、10月1日よりJR新横浜駅2号通路にデジタルサイネージ StratosMedia(ストラタスメディア)を提供PDF、株式会社電算システム)