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横浜市経済局は英国の化学品企業であるスコットベーダー(Scott Bader)が日本法人のスコットベーダー・ジャパン株式会社(ジョナスン・サイモン・ケンプ代表取締役)を今年(2018年)9月13日付で設立し、新横浜3丁目に本社を構えて本格稼働したと今月(11月)20日に公表しました。

新横浜2丁目交差点にある「日総第18ビル(旧「第2上野ビル」)」

スコットベーダー・ジャパンは、造船や鉄道車両、自動車などの接合で使われる「Crestabond(クレスタボンド)」と呼ぶ接着剤をはじめ、カーボンファイバー製品やガラス強化プラスチック製品、特殊ポリマーなどを製造販売する1921(大正10)年創業の英国企業で、欧米各国のほか、アジアでは上海に進出。

日本市場は風力や海洋、陸上輸送、建築・建設の分野で接着剤や複合材料の成長市場と認識しているといい、市と神奈川県と日本貿易振興機構(ジェトロ)の三者が連携して誘致したものです。

日本法人はセントラルアベニュー(宮内新横浜線)の新横浜2丁目交差点にある「日総第18ビル(旧「第2上野ビル」)」の7階にオフィスを構えたとのことです。

市と県とジェトロの三者は、すでに工業用接着剤メーカーや3Dプリンターメーカーといったドイツ企業の新横浜への誘致に成功しており、海外企業の誘致は今年だけで3社目となりました。

【関連記事】

<相次ぐ独企業の進出>今度は工業用接着剤メーカーが新横浜2丁目に日本法人(2018年4月3日)

独企業の進出続く新横浜、工業3Dプリンティング分野で世界的な「EOS社」も3丁目に(2018年2月1日)

【参考リンク】

英国のグローバル化学企業が横浜に日本法人を設立!スコットベーダー・ジャパン株式会社(2018年11月20日、横浜市経済局)

英国の化学品製造・販売企業が県内に進出!~「セレクト神奈川100」のワンストップサービスで進出を支援(2018年11月20日、神奈川県産業労働局)