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今では想像もできませんが、かつて鶴見川は“汚染された川”と言われ、目を背けられてきた歴史がありました。

国土交通省の京浜河川事務所が運営する「鶴見川流域センター」(小机町)は、連続講座の第3回「だれがきれいにしている?鶴見川」を今月(2023年)12月13日(水)夜オンラインで開き、鶴見川にアユが泳ぐまでの水質に変えることができた“謎”を解き明かします。

12月13日(水)の19時30分から21時まで生配信される「だれがきれいにしている?鶴見川」の案内チラシ(主催者提供)

今から20年以上前の2002(平成14)年8月、多摩川や鶴見川にアゴヒゲアザラシ“タマちゃん”が現れて日本中で注目を集めた際には「あんな汚れた鶴見川にいて大丈夫なのか」といった反応が多く見られました。

当時の鶴見川はそれだけ汚染されているイメージが強く、そんな川にアザラシが現れたことで大きな驚きを持って迎えられています。

あれから20年超、現在の鶴見川は清流を好むアユが群れをなして泳ぐほどの水質に変わっており、汚れているという声はほとんど聞かれなくなりました。

この間、鶴見川はどのようにして水質を取り戻したのでしょうか。

大豆戸町にある「港北水再生センター」付近の鶴見川(2022年3月撮影)

今回のオンライン講座では、下水道事情に詳しいゲストコメンテーターとして栗原秀人さんを招き、慶應義塾大学名誉教授の岸由二(ゆうじ)さん、京浜河川事務所事業対策官の大野智弘さんらとともに、鶴見川流域にある下水道や7つの下水処理場に焦点を当てながら解き明かします。

講座は60人までオンライン(Zoom)による配信を予定。12月13日(水)19時30分から21時までの生配信ほか、20日(水)から来年1月28日(日)まで見逃し配信も行う予定。いずれもインターネット上からの事前申し込みが必要となっています。

普段はあまり目につかない下水道の役割について知識を得られる好機となりそうです。

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

12月13日(水)2023年度 水マス学校 第3回「だれがきれいにしている?鶴見川」開催(鶴見川流域ネットワーキング~TRネット)

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