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横浜GRITS(グリッツ)の準決勝進出はなりませんでした。

KOSE新横浜スケートセンターをメイン会場に今月(2023年)12月7日から4日間の日程で始まった「第91回全日本アイスホッケー選手権大会」(公益財団法人日本アイスホッケー連盟主催)は、1・2回戦の計8試合を終えベスト4が出そろいました。

「第91回全日本アイスホッケー選手権大会」の勝ち上がり表、ベスト4は前回大会とほぼ同じ顔触れとなった

準決勝へ進出したのは、前回大会で準優勝した「ひがし北海道クレインズ」(活動休止中)の選手らで新たに結成した「北海道ワイルズ」をはじめ、前回優勝の「東北フリーブレイズ」、前回3位の「レッドイーグルス北海道」、前回4位の「H.C.栃木日光アイスバックス」の4チーム。

1回戦で社会人チームを破ってプロチームとの対戦に挑んだ関西大学、明治大学、東洋大学の3校はプロの壁を破れず2回戦で敗退となりました。

大学3チームが社会人チームを破ってプロへの挑戦権をつかんだが、いずれも敗退となった(12月8日、新横浜)

きょう12月9日(土)に行われる準決勝の2試合は、第1試合の「東北フリーブレイズvs北海道ワイルズ」が11時5分から、第2試合の「H.C.栃木日光アイスバックスvsレッドイーグルス北海道」は第1試合終了後の14時35分に開始の予定。

準決勝の勝者による決勝戦は、翌10日(日)の13時35分から行われます。

3カードとも「NHK BS」での生中継が予定されています。

グリッツは新入団選手を主軸に起用

12月5日に入団が発表されたばかりのジェイク・ホートン選手、これまでフランスの1部リーグに所属し、北米プロリーグの2部相当「AHL」など豊富な経験を持つ29歳(12月8日、新横浜)

地元の新横浜で9年ぶりの開催ということもあり、上位進出を狙った横浜グリッツでしたが、初戦で北海道ワイルズに2対5で敗れました。

チャレンジの部分が多かった」(浅沼芳征監督)と今週12月5日に入団が発表されたばかりのジェイク・ホートン(Jake Horton)選手(#19、FW)をファーストセット(最初に氷上に出る5人)に起用し、今月2日・3日のレッドイーグルス北海道戦でファーストセットに起用されて活躍したルーキー・権平優斗選手(#26、FW)をあえて下位セットに置く布陣で試合に挑みました。

全日本選手権でグリッツは通常の主催試合時とは反対側のベンチとなった(12月8日、新横浜)

しかし試合は「立ち上がりからうちのやりたいホッケーができた」(北海道ワイルズ・大津晃介キャプテン)と相手ペースで進み、10分過ぎには北海道ワイルズが先制。

グリッツは第1P(ピリオド)終了直前の19分33秒に三浦大輝選手(DF、#74)がワンタイムシュートを決めて同点に追い付き、第2Pも26分に引き離されると、54秒後には池田涼希(あつき)選手(FW、#97)がゴール右手から叩き込んで2対2のタイスコアに持ち込みます。

ディフェンスの三浦選手は、11月19日のHLアニャンに逆転勝ちした試合に続いて得点を決めた(12月8日、新横浜)

しかし、この日のグリッツの反撃はここまで。再度同点に追い付いた30秒後にはまたも引き離され、その後は得点を奪えず、最後はゴールキーパーを下げた6人攻撃中に無人のゴールにパックを放り込まれ、2対5というスコアに終わりました。

グリッツは3点目が奪えず、逆に最終盤には引き離されて敗退、浅沼監督は「スコアリングチャンスが単発になっていた」と振り返っていた(12月8日、新横浜)

試合終了後に浅沼監督は「地元開催で地元チームとして何としてでも勝ち上がりたかったが、悔しい」と声を絞り出し、「ワイルズからは何としてでも勝つという気迫を感じた。緊張感がひしひしと伝わってきた」と話していました。

<横浜GRITSの試合結果>

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【参考リンク】

2023年12月7日(木)~10日(日)「第91回全日本アイスホッケー選手権大会(A)」の公式ページ(日本アイスホッケー連盟、ライブ配信はページ下部の試合案内の「関連ニュース」からリンク)

KOSE新横浜スケートセンターの公式サイト(新横浜駅から徒歩5分~7分)