新横浜駅でのタクシー乗車時に変化は生まれるでしょうか。
一般社団法人神奈川県タクシー協会(中区日ノ出町、伊藤宏会長)は、今月(2023年)12月8日から新横浜駅と横浜駅西口で実施している入構規制について、タクシー不足の解消を目的として一時的に規制を停止する取り組みを始めたと発表しました。
県タクシー協会によると、横浜市内の大型ターミナルである両駅では、かつてタクシーがあふれるほどの供給過剰状態にあったことから、1999(平成11)年2月以降は乗場への乗り入れを許可された車両のうち、ナンバー末尾の偶数と奇数に分けて乗り入れ台数を規制してきたといいます。
一方、近年は運転手不足などからタクシー台数が不足していると言われており、新横浜駅でも夕方や夜遅い時間帯などはタクシーに乗るまでの待ち時間が長くなっているケースも見られます。
県タクシー協会では、2駅で行っている規制を一時的に停止することで、タクシー不足の実態を把握していきたいといいます。
たとえば、新横浜駅に乗り入れを許可されているタクシーは、県タクシー協会の横浜支部所属企業だけでも4300台ほどあるといい、これに個人タクシーが別途加わります。
これまでは単純計算で4300台のうち半分は乗り入れが規制されていましたが、一時停止により、許可車両はすべて乗り入れができることになります。
年末年始やゴールデンウイーク、「お盆」期間などタクシー需要の多い多客期の実態を把握するため、規制の停止期間は1年ほどを想定しているとのことです。
ターミナル駅の乗場へ乗り入れ可能となる台数が増えることで、新横浜駅からタクシーに乗る際の利便性向上につながるでしょうか。
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【参考リンク】
・神奈川県タクシー協会(タクシー会社検索や料金・経路シミュレーションなど)
・新横浜駅の構内図(JR東海、タクシー乗場は2階改札階の下のフロアにある)