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初の試合から1年と20日、公式戦25試合目で初勝利をつかみました。プロアイスホッケー「アジアリーグ」の横浜グリッツ(GRITS)は、一昨日(2021年)10月30日(土)に青森県八戸市で行われた東北フリーブレイズ戦に2対1で勝ち、翌日は7対1で敗れたものの、敵地遠征を1勝1敗で終えて本拠地の新横浜へ戻ります。

東北フリーブレイズの本拠地、新幹線・八戸駅近くにある「フラット八戸」の試合で勝利をつかんだ。グリッツはフリーブレイズ出身の選手が多い

昨年10月にプロ参入初の公式戦に挑んでから1年超、惜しい試合の後に大敗を喫してしまう一進一退を繰り返しながらもつかみ取った初勝利は、試合中盤までに先制した2点をキーパーの黒岩義博選手を中心に必死に守り切ってのものでした。

試合終了の瞬間、氷上で雄たけびをあげた黒岩選手を中心に歓喜の輪ができ、ベンチから飛び出した選手たちの背後には、涙を流す浅沼芳征監督の姿が見え、昨年はチーム初代のキャプテンをつとめた菊池秀治選手も涙をぬぐっていました。

2対1で勝利し、喜ぶ横浜グリッツの選手(10月30日、八戸=横浜GRITS提供)

各選手が異なる企業に所属して業務をこなしながら、アイスホッケーのプロ選手として活動する「デュアルキャリア」という新たなコンセプトで創設された横浜グリッツ。仕事とプロ選手を両立することの難しさに加え、参入初年度から新型コロナ禍で練習や試合に困難が生じる厳しい環境に見舞われています。

また、初のシーズンはアジアリーグ未経験の選手が多く、リーグ内での実力差から勝てない状況が続くなか、一度はプロから離れ外資系企業で働きながら前キャプテンをつとめた菊池選手(前東北フリーブレイズ)や現キャプテンの熊谷豪士選手(同)ら経験者を中心に、米国リーグ挑戦中の平野裕志朗選手も期間限定で加わり、米NHL経験者のマイク・ケネディHC(ヘッドコーチ)の指導で少しずつチームの形を整えてきました。

今シーズンは得点シーンも多く見られるようになった(10月9日、新横浜)

今シーズンはH.C.栃木日光アイスバックスから岩本和真選手(FW=フォワード)と秋本デニス選手(DF=ディフェンス)、東北フリーブレイズからは鈴木ロイ選手(FW)と実績のある新戦力が加入し、選手層に厚みが増しています。

初勝利に浅沼監督は「これはチームの一歩であり、最終目的ではないので、もっと貪欲に前に進んでいきたい」と喜びながらも気を引き締めます。キャプテンの熊谷選手も「まだ1勝なのでもっともっと勝利して、グリッツの歴史を作っていきたい」といいます。

選手に指示を出す浅沼監督

前キャプテンの菊池選手は「長く待たせてしまいましたが、おかげさまで勝つことができました。これでみんな自信がついたと思うので、初勝利で終わらずに、後半戦に向けて勝ち続けたい」とコメントしました。

次の試合は、本拠地の「KOSE新横浜スケートセンター」で今週末11月6日(土)と7日(日)に優勝候補の筆頭「レッドイーグルス北海道」(旧「王子イーグルス」)との2連戦となります。初勝利というプレッシャーから解き放たれたグリッツの戦いに注目です。

横浜GRITSのアジアリーグ戦績

10月31日現在、▼印は延長敗戦による勝ち点1獲得

<2021-22シーズン>

  • 10月31日:東北フリーブレイズ 7-1 ●横浜GRITS(八戸)
  • 10月30日:東北フリーブレイズ 1-2 〇横浜GRITS(八戸)
  • 10月24日:●横浜GRITS 2-5 ひがし北海道クレインズ(新横浜)
  • 10月23日:▼横浜GRITS 0 [延長] 1 ひがし北海道クレインズ(新横浜)
  • 10月10日:●横浜GRITS 1-6 H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜)
  • 10月9日:●横浜GRITS 4-12 H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜)
  • 9月19日:●横浜GRITS 3-10 東北フリーブレイズ(新横浜)
  • 9月18日:●横浜GRITS 1-3 東北フリーブレイズ(新横浜)
  • 9月12日:ひがし北海道クレインズ 6-3 ●横浜GRITS(釧路)
  • 9月11日:ひがし北海道クレインズ 9-2 ●横浜GRITS(釧路)

<2020-21シーズン>

(※)新型コロナウイルス禍の悪化により2020年12月~2021年3月中旬まで試合中止

  • 3月28日:王子イーグルス 9-0 ●横浜GRITS(苫小牧)
  • 3月27日:王子イーグルス 5-2 ●横浜GRITS(苫小牧)
  • 11月29日:H.C.栃木日光アイスバックス 4 [延長] 3 ▼横浜GRITS(日光)
  • 11月28日:H.C.栃木日光アイスバックス 6-0 ●横浜GRITS(日光)
  • 11月22日:●横浜GRITS 4-7 東北フリーブレイズ(新横浜)
  • 11月21日:●横浜GRITS 1-3 東北フリーブレイズ(新横浜)
  • 11月15日:●横浜GRITS 3-4 王子イーグルス(札幌※ホーム開催)
  • 11月14日:●横浜GRITS 3-8 王子イーグルス(札幌※ホーム開催)
  • 11月8日:●横浜GRITS 4-6 H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜)
  • 11月7日:●横浜GRITS 1-3 H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜)
  • 10月31日:東北フリーブレイズ 6-4 ●横浜GRITS(八戸)
  • 10月30日:東北フリーブレイズ 4-2 ●横浜GRITS(八戸)
  • 10月18日:●横浜GRITS 2-4 ひがし北海道クレインズ(新横浜)
  • 10月17日:●横浜GRITS 1-4 ひがし北海道クレインズ(新横浜)
  • 10月11日:王子イーグルス 12-0 ●横浜GRITS(苫小牧)
  • 10月10日:王子イーグルス 8-1 ●横浜GRITS(苫小牧)

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確実に前進した「横浜グリッツ」、11/6(土)・7(日)の新横浜2連戦に注目(2021年10月25日)

<レポート>アイスホッケーの楽しみ加わる、新横浜が本拠地「グリッツ」開幕(2020年10月19日、参入の経緯なども)

【参考リンク】

11月6日(土)・7日(日)「ジャパンカップ2021『横浜GRITS対レッドイーグルス北海道』新横浜開催チケット情報」(横浜GRITS)

10月30日(土)東北フリーブレイズ対横浜GRITS(八戸)の試合結果(横浜GRITS)