9年ぶりにアイスホッケーの「全日本選手権」が新横浜に戻ってきました。
公益財団法人日本アイスホッケー連盟(東京都新宿区、藤木幸太会長)は来月(2023年)12月7日(木)から10日(日)まで、プロ・社会人・大学の計12チームが日本一かけて戦う「第91回全日本アイスホッケー選手権大会」をKOSE(コーセー)新横浜スケートセンター(新横浜2)をメイン会場に開きます。
アイスホッケーの全日本選手権は1930(昭和5)年に始まった伝統ある大会で、第1回は慶應義塾大学が優勝するなど戦前は大学チームが日本一を争い、戦後は日本リーグ時代の社会人や、その後にスタートしたアジアリーグの日本チーム勢が上位を占めています。
大会は一定規模のアイスホッケーリンクを持つ札幌市や八戸市、長野市、日光市、西東京市(東伏見)などで毎年12月上旬に開かれており、KOSE新横浜スケートセンターが会場となるのは2014(平成26)年の第82回大会以来9年ぶり。
連盟によると、駅からのアクセスがよく、新横浜線の開業で交通利便性が高まったこともあって今大会の会場に決めたといいます。
また、今大会では1回戦の2試合を「横浜銀行アイスアリーナ」(神奈川区、JR東神奈川駅・東急反町駅から徒歩約5分)で行う予定としており、同アイスアリーナが全日本選手権の会場になるのは初めてだといいます。
横浜グリッツは2回戦から登場
大会では、アジアリーグの日本チームで前回優勝した「東北フリーブレイズ」をはじめ、「レッドイーグルス北海道」や「H.C.栃木日光アイスバックス」、そしてKOSE新横浜スケートセンターを本拠地とする「横浜GRITS(グリッツ)」のプロ4チームが2回戦から登場。
また、前回準優勝した「ひがし北海道クレインズ」(活動休止中)の選手らで新たに結成し現在はアジアリーグに加盟していない「北海道ワイルズ」が連盟推薦枠で参加となりました。
社会人チームは、社会人向けの全国大会である「選手権大会(B)」で上位となった4チームが出場し、大学では関西の大学リーグから1チーム、関東の大学リーグからは2チームが参加し、プロ・社会人・大学の計12チームで日本一が争われます。
試合は12月7日(木)の1回戦4試合から始まり、8日(金)にプロチームが登場する2回戦4試合、9日(土)は準決勝2試合、10日(日)に決勝戦という日程。
7日の1回戦2試合のみ横浜銀行アイスアリーナで行い、他の試合会場はすべてKOSE新横浜スケートセンターとなります。
大会は例年、アジアリーグ勢が優勝や準優勝など上位を独占していますが、勢いのある大学チームがプロや社会人チームを破ることもあるため、1回戦や2回戦の試合にも注目したいところです。
入場券(大人2000円~7500円、小中学生500円~、高校生1000円~)はきょう11月27日(月)10時から「ローソンチケット」で販売が始まり、KOSE新横浜スケートセンター内の「スケートショップウエスト」でも30日(木)13時から販売を実施。前売りと比べ大人の当日券は500円ほど価格が上がります。
なお、準決勝と決勝の3試合はNHKの「BS1」で生中継される予定です。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
【参考リンク】
・【前売り券発売 11月27日(月)より開始】第91回全日本アイスホッケー選手権大会(A)(2023年12月7日~10日に新横浜などで開催、日本アイスホッケー連盟)
・ローソンチケット「第91回全日本アイスホッケー選手権大会(A)」の前売りサイト(2023年11月26日~12月4日販売)
・横浜GRITS「第91回全日本アイスホッケー選手権大会(A)トーナメント表 発表のお知らせ」(横浜グリッツは12月8日に北海道ワイルズ・香川アイスフェローズの勝者と戦うことになる)