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花と緑のまちづくり活動が盛んな港北区ならではの映画上映会が「山の日」に行われます。

港北区民の有志らが今年1月に結成した「GREEN&CLEAN大倉山」(グリーン&クリーン大倉山、三輪善昭代表)は、今月(2023年)8月11日(金・祝)の12時30分から港北公会堂(大豆戸町、港北区役所に隣接)で映画「杜人(もりびと)」の上映会を開きます。

今年1月に結成された「GREEN&CLEAN(グリーン&クリーン)大倉山」の公式サイト

グリーン&クリーン大倉山は、港北区役所前の花壇などでハマロードサポーターとして緑化活動を行っていた代表の三輪善昭さんと、区内でごみがポイ捨てされている場所を見かけるたびに「もやもやしていた」という副代表の小澤麻美さんら数人が清掃や緑化活動を自主的に行おうと立ち上げた区民グループ。

地域緑化や自然と緑の重要性と考え方を知ることができる作品として、昨年(2022月)4月に劇場公開された「杜人」(リンカランフィルムズ製作・配給)に感動した代表の三輪さんが区内での上映を熱望し、映画製作時に監督の前田せつ子さんが行ったクラウドファンディングでの特典プランを活用して実現したものです。

8月11日(金・祝)に港北公会堂で行われる映画「杜人」自主上映会の案内チラシ(主催者提供)

杜人は、山梨県上野原市を拠点に全国で環境再生に取り組む「人間よりも自然に従う風変わりな造園家」(作品紹介)だという矢野智徳(とものり)さんの活動を3年間にわたって密着したドキュメンタリー作品。

自らノコギリやカマ、スコップを手に全国の山河で傷んだ植物や大地と向き合い、自然を再生して災害を防ぐために人間は何ができるかを伝え続ける矢野さんの発する言葉は、「宝石のようで、われわれに気付きを与えてくれるはずです」と三輪さんは言い、多くの人に作品を観てほしいと話します。

今回の上映会には、前田監督も駆け付ける予定だといい、12時30分から始まる作品上映後には、会場からの質問に監督が直接答えるトークショーも計画されています。

「杜人」自主上映会は12時30分に始まり、前田せつ子監督のトークも交えて15時30分まで行われる(主催者提供)

入場料は1人990円で、定員は380人。チケットは、インターネット上の販売サイト「Peatix(ピーティックス)」で購入できるほか、大曽根1丁目の綱島街道沿いにある園芸店「PLANTED(プランテッド)」(月~水曜日定休)や大倉山駅近くの「pukutto(プクット)食堂」と「おくりものてん想」(大倉山3)でも販売中です。

横浜市で最初に区民が主体となって「オープンガーデン」を開くなど、花と緑のまちづくり活動が根付いている港北区ならではの自主上映会。山の日である8月11日は港北公会堂で自然のあり方を考えてみるきっかけとしてはいかがでしょうか。

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

「GREEN&CLEAN(グリーン&クリーン)大倉山」の公式サイト(映画「杜人」の自主上映会についても)

2023年8月11日(金・祝)港北公会堂で開催「映画『杜人』自主上映会」の案内ページ(入場料は1人990円)