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老舗の“旧新横浜ミネタビル”が新たな事業者による「プライム新横浜ビル」として資産の管理業務が始まっています。

不動産投資事業などを展開するロードスターキャピタル株式会社(東京都中央区)は、新横浜2丁目の「プライム新横浜ビル」(旧新横浜ミネタビル)について、傘下のロードスターインベストメンツ株式会社(同)が今年(2023年)6月からアセットマネジメント(資産の運用管理)を受託していることを公表しました。

プライム新横浜ビル(旧新横浜ミネタビル)は地上10階・地下2階建てのオフィスビル、丸みを帯びた屋上部分には庭園もある。左となりは新横浜フジビューホテル(2022年11月撮影)

プライム新横浜ビルは、1995(平成7)年に「新横浜ミネタビル」の名で建てられた地上10階・地下2階建てのオフィスビル。屋上庭園を持つ独自の丸みを帯びた形状が特徴となっています。

かつて、裏手のアリーナ通り沿いにある新横浜SR第二ビル(1階にまいばすけっとや松屋が入るビル)側も含めた敷地で、車の洗車場やレストランなどを運営していた地元事業者環状2号線側の一画(約1300平方メートル)を使って建築。

新横浜ミネタビル時代のプライム新横浜ビル、駅前の西広場から見るとビル右上にある「ミネタ」のロゴが印象的だった。右となりは新横浜スクエアビル(2020年9月撮影)

一昨年(2021年)2月にロードスターキャピタルが地元事業者からビルを取得し、同年11月には名称をプライム新横浜ビルに変えていました。

ロードスターキャピタルの発表によると、今年6月から子会社のロードスターインベストメンツがアセットマネジメント業務を受託しているといいます。

プライム新横浜ビルに関しては、相鉄・東急新横浜線が開業したことに加え、今後は市営地下鉄ブルーラインの新百合ヶ丘駅への延伸も計画されていることから「本物件を取り巻くエリア価値は将来的に一層向上していくことが見込まれます」と評価。

環状2号線側にあるプライム新横浜ビルのエントランス(出入口)部分(2023年2月撮影)

今後、共用部のリノベーション工事を行う予定だといい、「収益の最大化並びに資産価値の向上に努めてまいります」(ロードスターキャピタル)としています。

プライム新横浜ビルの隣接地では、西武系の「新横浜スクエアビル」(1995年竣工)がこのほどリニューアル工事を終え、外観を刷新。また同じ環状2号線の並びに建つ「富士火災横浜ビル」(1985年竣工)は相鉄(相模鉄道)系が取得するなど、新横浜線の開業を機にオフィスビルを取り巻く動きが活発化しています。

プライム新横浜ビルの右となりにある新横浜スクエアビルでは視認性を高めるためのリニューアル工事が終了したばかり(7月28日撮影)

【関連記事】

駅前の「新横浜スクエアビル」刷新、西武系など3社が資産価値の向上図る(2022年10月20日、プライム新横浜ビルのとなり)

相鉄グループが新横浜でオフィスビル、駅前の「富士火災ビル」を取得(2023年6月7日、同じ環状2号線の並びに建つ老舗)

【参考リンク】

ロードスターインベストメンツ株式会社(アセットマネジメント事業のなかにプライム新横浜ビルの紹介も)

ロードスターキャピタル株式会社「子会社における2物件のアセットマネジメント業務受託に関するお知らせ」PDF、プライム新横浜ビルなどについて)