大倉山駅前からのタクシー乗車が、より「明確に」ルール化され、行うことができるようになりました。
東急東横線大倉山駅前では、先週(2023年)7月25日(火)午前10時から、新たに駅改札側(東口側)と反対車線側(駅南の東急ストア側)2カ所に設置された「タクシー乗り場」の使用をスタート。
これまで正式な乗り場がなかった状況が解消され、タクシーに乗車できるようになりました。
昨年(2022年)6月に、バスやタクシー、一般車両で交通が輻輳(ふくそう=1カ所に集中し混雑する状態のこと)してきた中、駅前のタクシー列の状況について港北警察署が指導を行わざるを得なくなり、同年7月からタクシーの待機を見合わせる事態に。
タクシー乗り場の復活を求める声などが多数寄せられていたという港北区役所や警察、神奈川県タクシー協会横浜支部やタクシー事業者、バス事業者などが協議を行い、正式なタクシー乗り場として設置されるに至ったといいます。
今回のタクシー乗り場の復活に向け、港北土木事務所が測量を行い、タクシーとバスの待機場所を明確に分け、線を引き直す作業を実施。
また、タクシー協会横浜支部が、タクシー乗り場を示すポールをそれぞれ新たに設置しています。
なお、今回正式に設置されたタクシー乗り場では、タクシーの待機は1台、バスの運行時間外では3台までとされています。
「安全性をより一層高めるように関係者で協議を重ねてきました」と、調整にあたった港北区区政推進課の柏崎崇宏課長は、新たな乗り場が無事にスタートを切ったことへの安堵(あんど)の表情を浮かべていました。
新乗り場の使用スタート時には、タクシー協会横浜支部の稲葉弘行事務局長や港北区周辺の会員らも集い、無事の使用開始を見守りながら、新乗り場付近での案内を行うといった対応も行っていました。
大倉山駅からのタクシーがより明確に使用できるようになったことから、利用者やそれぞれの事業者にとっても大きなメリットとなる出来事になったといえそうです。
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【参考リンク】
・大倉山駅(東急電鉄)