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港北区ゆかりの吹奏楽団初の「定期演奏会」開催で盛り上がります。

港北区ゆかりの「はなみずきウインドオーケストラ」デビューコンサートを昨年(2022年)10月に開催。約220人もの来場があるなど盛況だった(緑公会堂、同団提供)

港北区ゆかりの「はなみずきウインドオーケストラ」デビューコンサートを昨年(2022年)10月に開催。約220人もの来場があるなど盛況だった(緑公会堂、同団提供)

昨年(2022年)4月に結成された「はなみずきウインドオーケストラ」は、来月(2023年)6月4日(日)、「第1回定期演奏会」を開催します。

会場は初となる港北公会堂(大豆戸町)、13時30分(開場13時、開演前コンサートは13時5分)から15時30分まで、入場無料(事前予約不要・全席自由)で実施する予定です。

横浜市港北区を中心に活動するアマチュア吹奏楽団として発足した同オーケストラは、前身となる港北区民吹奏楽団(区吹)から枝分かれをし独立。

団員の半数以上は横浜市内在勤や在住者。“ホーム”といえる「港北公会堂」での第1回定期演奏会の開催に向けて練習にも熱が入る(5月20日、同団提供)

団員の半数以上は横浜市内在勤や在住者。“ホーム”といえる「港北公会堂」での第1回定期演奏会の開催に向けて練習にも熱が入る(5月20日、同団提供)

港北区の木「ハナミズキ」を冠し活動を行い、昨年10月には、緑公会堂(緑区寺山町)でデビューコンサートを初開催していました。

「新型コロナ禍」の余波が残る中の開催だったものの、約220人もの来場による初コンサートのスタートを無事切ることができたといいます。

「デビューコンサートは、無事開催出来て、たくさんのお客様にもご来場いただき、本当に嬉しく感激しました」と、横浜在住の指揮者・西井智美さんは、前身の楽団から“戻ってきた”メンバーも含め、新たに5人が新入団員として加わり、初の定期演奏会を“皆で演奏できること”を喜びます。

前半は吹奏楽曲、後半はポップスで盛り上げる

来月(2023年)6月4日に港北公会堂で行われる「第1回定期演奏会」の案内チラシ(同団提供)

来月(2023年)6月4日に港北公会堂で行われる「第1回定期演奏会」の案内チラシ(同団提供)

今回のコンサートのテーマは、団員のお気に入り曲を集めた「レッツエンジョイ(Lets’ enjoy)私のお気に入り」

第1部では吹奏楽曲による演奏となっており、金管のファンファーレが印象深いという「フラッシング・ウインズ」や古典的名曲といわれる「イギリス民謡組曲」をまずは披露。

メインは、アルトサックスの美しいソロが見どころだという清水大輔さん作の「シーオブ・ウィズダム~知恵を持つ海」を演奏する予定です。

後半の第2部では、ポップスと、幅広い層の来場者が楽しめるような楽曲を取りそろえており、オープニングでは、“団自慢”だというホルンが吠える、人気アメリカ映画の音楽「バック・トゥ・ザ・フューチャー」からスタート。

前身となる港北区民吹奏楽団(区吹)時代も登壇し活躍した横浜市内在住の西井智美さんが指揮者としてタクトを振る(同団提供)

前身となる港北区民吹奏楽団(区吹)時代も登壇し活躍した横浜市内在住の西井智美さんが指揮者としてタクトを振る(同団提供)

続いて、ディズニーの曲に合わせて各楽器をそれぞれ楽しめる「楽器紹介のためのファンタジーメドレー」や、アメリカのボズ・スキャッグスのヒット曲「ウィ・アー・オール・アローン」、最後の締めくくりに、イングランド出身のロックバンド・ディープ・パープルの楽曲「ディープ・パープル・メドレー」を披露する予定です。

特にラストを締めくくるメドレーについては、「阿部香寿(かすみ)団長をはじめ、団員の多くがこの曲を推しました。ノリノリに演奏しますので、ぜひお楽しみいただければ」と、広報担当の丹藤祐規子さんも、“高揚感に満ちた演奏”を楽しんでもらいたいと意気込みます。

団長の阿部さんも、「演奏会の構成や曲創りを行うなか、その成果を本番で最大限発揮し、私たちだけでなく来場されたたお客様にも楽しんでいただける演奏をお届けできれば」と、演奏会に向けての“ラストスパート”に感じた想いを語ります。

開場後すぐの13時5分からは、クラリネット、木管五重奏の2グループの開演前コンサート(各6分、全体で約15分程度)も予定されており、新たに誕生した同団を身近に感じられる演奏機会となりそうです。

「港北区」での演奏に感謝、“団員全員”で臨む

阿部団長(最左)は小机小、城郷中、そして港北高校出身。横浜市内在勤や在住者が半数超だというメンバーで地元イベントを盛り上げる(同団提供)

阿部団長(最左)は小机小、城郷中、そして港北高校出身。横浜市内在勤や在住者が半数超だというメンバーで地元イベントを盛り上げる(同団提供)

前身の港北区民吹奏楽団時代は、港北公会堂を主たる演奏会場としていたこともあり、「ホームに帰ってきたという思いがあります。私自身、区吹時代から団歴が長く、とても落ち着きます」と、広報担当の丹藤さん。

「今まで、港北区を拠点にお客様をはじめたくさんの方々に支えられてきましたので、その港北区で演奏を通じて感謝の気持ちを送りたいと思います」と、今回の演奏会に込めた想いを語ります。

会場を使い慣れていることから、計画や準備もスムーズに行えていることも大きなプラスになっているといいます。

当日は前身の楽団時代から続いているという「親子席」も設定。「デビューコンサート」以上の盛り上がりに期待したい(同団提供)

当日は前身の楽団時代から続いているという「親子席」も設定。「デビューコンサート」以上の盛り上がりに期待したい(同団提供)

また、これまでは、団員の中から有志メンバーを募集、プロジェクトメンバーを中心に演奏会の企画をしていたといいますが、「今回からパートで役割を振りっています」と、“団員全員”で演奏会を作ることになったとのこと。

フルートは司会原稿、クラリネットは受付や会場関係、ダブルリードは楽譜、サックスはチラシ、トランペットとトロンボーンはパンフレットを制作。

ホルンは演出、低音はステージ関係、パーカッションは「スタッフ」関連の対応などを行う予定とのことです。

前身の楽団時代から続いているという「親子席」を今回も設ける予定で、世代を越えたコミュニティを港北区で感じられる貴重な演奏会のひとときとなりそうです。

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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港北区ゆかり「はなみずきウインドオケ」が誕生、10月10日(月・祝)に初の演奏会(2022年10月5日)

【参考リンク】

「はなみずきウインドオーケストラ」公式サイト

団員募集中~私たちと一緒に演奏しませんか?(同)※デビューコンサート以降、フルート、クラリネット、サックス、トランペットの5人が入団。年代は20~50代くらいとのこと

アクセス(横浜市港北公会堂)