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チラシなどを自由に貼ることができた新横浜駅前の掲示板をまもなく撤去すると横浜市都市整備局が告知しています。

新横浜駅前の西広場(交番近く)に置かれている「まちの広告板」と題した市民向けの掲示板が今月(2023年)1月16日(月)以降に廃止されることが決まりました。

新横浜駅前の西広場・交番前にある「まちの広告板」、1月16日以降の廃止が告知されている。後方は歩道橋「ヴィスタウォーク」(1月8日)

まちの広告板は“公共掲示板”とも呼ばれ、横浜市が1975(昭和50)年ごろから市内各地に設置。屋外の広告物が規制される一方で表現の場を確保するために設けられたものと言われています。

新聞1ページほどの大きさまでのポスター(紙)なら法令に違反する内容でない限り、誰でも10日以内は貼っておくことができるというもので、主に会員向けの告知に使われる自治会・町内会の掲示板などとは異なる役割を担ってきました。

最大時には市内165カ所に設けられていましたが、インターネットなどの代替手段が確保できるようになったこともあって市は2014(平成26)年度にすべての掲示板を廃止する方針を決定。

その後、撤去が順次進んでおり、2023年1月12日時点では市内11区の32カ所にまで減少しています。

小机駅前にある「まちの広告板」は現時点で残っている(2021年11月撮影)

港北区内には昨年(2021年)11月時点で5カ所(コンフォール南日吉<日吉本町駅近く>・新横浜駅前・菊名池公園前<妙蓮寺駅近く>・港北区役所前・小机駅前)が残されていましたが、その後にコンフォール南日吉は廃止され、港北区役所前は地域に移管。新横浜駅前も廃止の対象となったものです。

これにより、区内で残るのは小机駅前(城南信金前)菊名池公園プール入口向かい側の2カ所だけとなります。

【関連記事】

ネット浸透で役割終える“まちの広告板”、日吉に唯一残る掲示板を撤去へ(横浜日吉新聞、2021年11月22日)

【参考リンク】

公共掲示板(まちの広告板)設置場所(横浜市都市整備局、2021年1月12日現在は市内11区に32カ所が残る)

横浜市公共掲示板利用規約(1回につき10日以内など使用ルールの説明)