相鉄・東急直通線(新横浜線)の新横浜駅から都内方面へは、日中1時間に6本運転される列車のうち、4本が目黒線方面、2本は東横線方面へ向かいます。
きのう(2022年)11月24日に建設中の新横浜駅で鉄道・運輸機構と相鉄(相模鉄道)、東急電鉄が揃って会見し、来年3月に開業する相鉄・東急直通線のダイヤ概要などを発表しました。
これによると、東急新横浜線(新横浜~新綱島~日吉、5.8キロ)では、日中1時間あたり6本の列車を運行する計画としており、このうち東横線方面への2本は「急行」(新横浜線内は各駅に停車)として運行。
目黒線への4本は急行と各駅停車になるといい、このうち2本は新横浜駅の始発となる予定です。
平日朝のラッシュ時(7時~8時台)は1時間あたり最大16本の列車が設定され、4本が東横線方面行となり、残る12本は目黒線方面行。目黒線方面行は、最大5本が新横浜駅の始発になるとのことです。
なお、東急電鉄では新横浜線の開業を機に東横線で運転士だけの「ワンマン運転」(目黒線ではすでに実施)を新たに行う計画としており、新横浜線もワンマンでの運転となります。
羽沢~東急線方面は日中1時間4本
一方、相鉄新横浜線(西谷~羽沢横浜国大~新横浜、6.3キロ)のうち、「相鉄・東急直通線」として新たに開業する羽沢横浜国大駅と新横浜駅間(4.2キロ)では、朝ラッシュ時以降の日中時間帯では1時間あたり4本から最大で8本を運転するとの計画です。
平日朝のラッシュ時(西谷駅7時20分~8時20分発)は1時間あたり最大11本の列車を設定。このうち相鉄本線発は4本、いずみ野線発が7本になるとのこと。
朝の一部列車を除き、相鉄本線からの乗り入れ列車は「東急目黒線方面」(列車種別は新横浜まで「特急」、新横浜線内は各駅に停車)に、いずみ野線からは「東急東横線方面」(列車種別は新横浜まで「特急」「通勤特急」または「各駅停車」)に直通運転するとしています。
これは、すでに相鉄本線は海老名駅からJR渋谷駅を経てJR新宿駅まで「相鉄・JR直通線」を通じて直通運転しているため、東急目黒線方面行に振り分けたものだといいます。
相鉄では「相鉄・東急直通線」の開業に際し、本線の横浜駅と西谷駅を区間運転する列車や、新横浜駅が始発着となる列車も設定するとのことです。
【関連記事】
・<東急新横浜駅>目黒・渋谷方面へ「急行」中心のダイヤ、平日朝に多くの始発(2023年2月18日、時刻表を発表)※リンク追記
・<新横浜線>新横浜~日吉は約6分・250円、渋谷へは約30分・360円に(2022年8月9日)
・新綱島駅は日中1時間4本が目黒線行、日吉駅への東横線「特急」停車は実現せず(横浜日吉新聞、2022年11月25日)
・新横浜駅は2社で管理、新綱島側「北改札」が東急、羽沢側「南改札」は相鉄(2022年11月25日、駅について)
【参考リンク】
・東急電鉄「東急新横浜線」の特設ページ(最新情報など)
・相模鉄道「相鉄・東急直通線運行計画概要のお知らせ」(2022年11月24日)