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サッカーやラグビーファンにとって見逃せない重要な構想が公表されました。

横浜市の公園を所管する環境創造局は、三ツ沢球技場(ニッパツ三ツ沢球技場、神奈川区三ツ沢西町)をはじめとした三ツ沢公園の再整備に関する「基本的な考え方」を示し、来月(2022年)9月8日(木)まで市民意見を募集中です。

横浜市が示した三ツ沢公園の再整備に関する「基本的な考え方」に対する意見募集が行われている(リーフレットより)

1964(昭和39)年に開設された三ツ沢球技場は、Jリーグの発足当初から「横浜F・マリノス」や「横浜FC」などのホームゲームに使用され、またラグビーのトップリーグ時代を始め、「リーグワン(LEAGUE ONE)」が発足した現在も「横浜キヤノンイーグルス」の試合を中心に使われています。

プロ・アマチュア問わず三ツ沢球技場を使っているチームやリーグは多く、新型コロナウイルス禍前の2018(平成30)年度には年間86日にわたって稼働しており、これは国内の球技場でも突出した稼働状況だといいます。

ただ、建設から58年が経過して老朽化しているうえ、観客席に屋根が付いておらず、バリアフリー対応も不十分といった課題がありました。

三ツ沢球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)の観客席に屋根は無い(イメージ)

そこで横浜市では、今後の再整備(建て替え)も視野に「基本的な考え方」をこのほどとりまとめ、市民に公表するとともに意見の募集を始めたものです。

方向性としては、三ツ沢球技場の再整備は現在地ではなく、公園のなかで新横浜通り(首都高速神奈川2号三ツ沢線)に近い位置に再整備するとの構想を提示。

市は公園内の新たな場所で再整備する方向性を打ち出す(意見募集のリーフレットより)

その理由として、現在の老朽化した競技場に屋根を新設することは構造上難しいといい、現状の使用枠を確保したうえで、新たな場所に建てる方向を示しています。

新たに建設する場合、建設構想地となっているエリアにはテニスコートや広場などがあるため、公園の再整備もあわせて進めたい考えです。

市民意見は、市のフォーム(電子申請・届出システム)やメール(ks-koenseibi-m@city.yokohama.jp)、FAX(045-671-2724)などで9月8日(木)まで募集を行っています。

【参考リンク】

三ツ沢公園球技場を含む公園の再整備に向けた基本的な考え方(案)に関する市民意見募集の実施について(横浜市環境創造局、2022年8月9日)

市民意見の応募フォーム(2022年9月8日まで、横浜市電子申請・届出システム)

三ツ沢公園の公式サイト(横浜市緑の協会)