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横浜中華街の老舗店「聘珍楼(へいちんろう)横濱本店」の運営会社がきのう(2022年)6月2日に破産手続き開始が決定したことについて、新横浜2丁目の新横浜ナラビルに本社を置く同名の株式会社聘珍樓(林衛代表取締役)は、別会社で現在の事業に影響がないとする文章を同日発表しました。

新横浜2丁目に本社を置く株式会社聘珍樓の公式サイトには本店に関する告知は行っているが、別会社になっているという

中区山下町の「聘珍樓横濱本店」は先月5月15日、「一旦クローズすることにいたしました。現在新店舗への移転を準備しております」(公式発表)などとして店舗を閉じていました。

帝国データバンクによると、同店を運営していたのは中区山下町に本社を置く株式会社聘珍樓で、代表者は林衛氏。同社は2018(平成30)年4月に新設分割によって設立された企業だといい、このほど債権者より破産を申し立てられ、6月2日に横浜地方裁判所より破産手続き開始決定を受けました。負債は3億円以上が見込まれるとのこと。

これを受け、新横浜2丁目に本社を置く同名株式会社聘珍樓は6月2日、「本日の報道につきまして」と題した文章を公式サイトに掲載し、「この『別会社』は、2018年設立以来『聘珍樓横浜本店』のみを経営してまいり、それ以外を経営する当社とは関係がなく、今般、聘珍樓横浜本店を閉店するにあたり清算をすることになりました」と説明。

そのうえで、「当社としましては、別会社とは事業を別にしておりましたので、影響を受けることは全くございませんので、ご安心ください」と呼びかけました。

株式会社聘珍樓が本社を置く新横浜ナラビル

同社は「日比谷聘珍樓」など都内や大阪などに複数の店舗を運営。また、新羽町には配送センターや、通信販売などで食品事業を展開する株式会社香港聘珍樓ジャパンの本社も置いています。

【参考リンク】

株式会社聘珍樓の公式サイト(新横浜2丁目、聘珍楼本店とは別会社、アクセス過多で表示不能の場合あり)

聘珍樓オンラインショップ(新羽町が本社の「株式会社香港聘珍樓ジャパン」の運営となっている)

倒産速報記事「株式会社聘珍樓」(中区山下町)(2022年6月2日、帝国データバンク)