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JR線の中・長距離チケット購入時に窓口を使う機会はさらに減ることになりそうです。JR東日本横浜支社は、JR菊名駅にある「みどりの窓口」の営業を来月(2021年)12月20日(月)で終了し、来年2月1日からオペレーターと受話器を通じて会話できる「話せる指定席券売機」を新設する計画です。

JR菊名駅の「みどりの窓口」は7時から20時まで営業しており、左手には指定席券売機も設置されている

JR東日本では、近距離の切符を除き「みどりの窓口」以外のインターネットや指定席券売機などで購入していた割合が8割(2020年度)を占めていたといい、2021年5月時点で首都圏231駅に設置している「みどりの窓口」については2025年には70駅程度まで削減する方針を決めています。

JR菊名駅も削減対象となったもので、12月21日以降は「指定席券売機」を利用するか、窓口の場合は横浜線沿線の東神奈川駅や中山駅に置かれた「みどりの窓口」を利用するよう呼びかけます。

JR菊名駅に2022年2月1日から新設される「話せる指定席券売機」は受話器を取ればオペレーターと話ができるのが特徴、横浜線では菊名が初導入となる(JR東日本の5月11日ニュースリリースより)

一方、JR菊名駅では来年2月1日から「話せる指定席券売機」を新設する予定で、この券売機では受話器を通じてオペレーターとの会話(8時~20時)を可能としているのが特徴。券売機が不慣れな客へのサポートや、証明書などが必要な切符類の販売にも対応できるとのことです。

なお、横浜線の沿線では一昨年(2019年)2月に小机駅の「みどりの窓口」が廃止されていますが、新横浜駅の構内にはJR東海が運営する有人の切符売場があり、JR全線の切符を取り扱っています。

また、来年春にはJR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」と、JR東海の東海道・山陽新幹線予約サービス「EXサービス(「エクスプレス予約」「スマートEX」)」が相互乗り入れし、両社の駅券売機で受け取れるようにする計画が進められており、ネット予約の利用比率はより高まりそうです。

【関連記事】

JR小机駅が有人売場「みどりの窓口」を営業終了へ、2月から指定席券売機を設置(2019年1月9日)

今年こそ夏休みに使えるか、JRの予約サービス「えきねっと」が刷新(横浜日吉新聞、2021年6月30日、ネットでの予約体制を拡充させている)

【参考リンク】

指定席券売機ご利用案内(JR東日本、下部左手に「話せる指定席券売機」のPDF案内も)

えきねっと・EXサービスで予約したきっぷの相互受取を開始しますPDF、JR東日本・JR東海、2021年8月31日)