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話題の著者が「道路」という切り口から鶴見川を語ります。鶴見川流域センター(小机町)は、今週(2021年)2月27日(土)午後「道路からみた流域」と題したトークイベントをオンラインで開きます。鶴見川の専門家と、横浜市西区を起点とする「国道16号線」の地形や歴史を徹底分析した筆者が対談し、鶴見川の新たな見方を提示します。

2月27日(土)午後にオンラインで開催される「鶴見川流域総合治水40周年学習会~道路からみた流域」の案内チラシ(鶴見川流域ネットワーキングの案内ページより)

今回のオンラインイベントでは、鶴見川流域で生まれ育ち、現在も港北区内を中心に研究活動を続ける慶應義塾大学名誉教授の岸由二さんと、東京工業大学の教授(メディア論)で神奈川県内の自然保護事情にも詳しい柳瀬博一さんが登壇。

鶴見川が流れる地域の治水と自然を知り尽くした岸さんに対し、柳瀬さんは近著『国道16号線~「日本」を創った道』(新潮社)で、横浜から町田、八王子、東京西部、千葉をぐるりと囲む“16号線エリア”の地形や歴史、さらには経済動向や音楽文化に至るまで縦横無尽に考察した専門家として知られます。

河川と道路という異なる分野を探求し続ける2氏ですが、独自の地形や歴史、古来からの重要な交通路であるといった共通点を見出しながら、鶴見川の治水や流域について新たな知見を提示する機会となりそうです。

トークイベントは2月27日(土)の13時30分から15時30分までオンラインでのみ開催。参加希望者は鶴見川流域センターへメール(ktr-waku2tsurumi@mlit.go.jp)で申し込みが必要です。

【参考リンク】

リモート開催 2月27日(土)開催「道路からみた流域」の案内ページ(鶴見川流域ネットワーキング公式サイト)※申込先など

「『16号線エリア』の地形がすごい建築を生んできた!~隈研吾、柳瀬博一」(建築家・隈研吾氏の出身地である大倉山と鶴見川に関する話題も、新潮社)