横浜アリーナ(株式会社横浜アリーナ・新横浜3、関洋二社長)は、1年と少し先の2022年1月から半年超にわたって、大規模な改修工事を行うため休業すると発表しました。
同施設は、大型イベント会場としての顔を持つ一方、災害時には帰宅困難者の一時滞在場所となるなど、公共施設としての機能も求められていることから、東日本大震災後の基準に合わせた「吊り天井」の刷新が計画されていました。
今回の大規模改修は、2022年の「成人の日」後の1月11日から7月末までかけて、吊り天井の耐震化をはじめ、空調設備や屋上防水の更新工事などを実施する予定です。
横浜市は市内の公共建築物を対象とした「天井脱落対策事業計画」のなかで、横浜アリーナを市区庁舎や消防施設、病院、地区センターなどとともに「災害時に最も重要な拠点となる施設」として位置づけており、2022年度(2022年4月~2023年3月)までに天井脱落対策を行う計画となっていました。
横浜アリーナでは、2016(平成28)年にも1月の成人式後から6月末まで約半年にわたって大規模改修を実施しましたが、この時は座席やトイレ、控室・楽屋など来場者や利用者が“目に見える形”の更新が行われています。
一方、横浜アリーナによると、今回計画する2022年の大規模改修では、吊り天井の耐震化や空調設備など、施設の長寿命化に関する改修工事が中心になるとのことです。
なお、港北区内の公共施設における天井の耐震化工事は「港北公会堂」でも今年(2020年)5月から来年3月まで行われている最中です。
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【参考リンク】
・横浜アリーナ 大規模改修工事実施に伴う休業期間のお知らせ(PDF、2020年12月22日)