平成とともに歩んできた「横浜アリーナ」が今年(2019年)4月1日で30周年を迎るにあたり、運営会社の株式会社横浜アリーナ(新横浜3)はきのう(1月)17日、これまでの歴史を振り返る特設ページを開設したほか、オープン時に“こけら落とし公演”を行った松任谷由実さんを4月4日(木)に招き、記念公演を行うことも発表しました。
新横浜3丁目の環状2号線沿いにあったホームセンターやオフィスビルなどの跡地約2万7000平方メートルを使い、横浜市政100周年を記念して1989(平成元)年4月1日にオープンした横浜アリーナ。コンサートやスポーツ、展示会まで最大で1万7000人を収容できるホールとして、これまでに1300以上のイベント会場として使われてきました。
特に横浜市が1月に行う「成人の日(横浜市成人の日を祝うつどい)」は、オープン翌年の1990年から毎年会場として使われているほか、神奈川県ゆかりのサザンオールスターズとそのメンバーである桑田佳祐さんの大みそか公演は、オープン年の年末からほぼ定期イベントのように実施されています。
30周年の特設ページでは、これまで行われたイベントを年ごとにまとめるとともに、横浜アリーナ建設前の写真なども掲載されており、同ホールやイベント通じて平成の30年を振り返ることができます。
また記念行事として、先に発表された4月27日(土)の「大相撲春巡業~横浜アリーナ場所」に加え、4月4日(木)には松任谷由実さんの公演も発表されました。
松任谷さんが1989年4月1日に横浜アリーナのこけら落とし公演を行った時期は、“どうして どうして僕たちは 出会ってしまったのだろう”との歌詞で始まる著名曲「リフレインが叫んでる」(1988年)などの発表により、“ユーミンブーム”が起こっていた時代。
その後も、横浜アリーナで40回以上の公演を行ってきた松任谷さんでしたが、2007年6月以降は単独での公演を行っておらず、横浜アリーナでの単独公演は約12年ぶりになるとみられます。
今回は「タイムマシンツアー」と銘打ったベスト選曲によるツアーの一環となっているため、懐かしい曲が披露される可能性も高く、30年余の平成時代と横浜アリーナの歴史を振り返るにも好機となりそうです。
なお、4月4日の公演チケットは、きのう17日から横浜アリーナのサイトを通じて2月11日(月)まで先着先行受付が行われており、1枚9720円(別に1枚あたりシステム利用料216円と店頭発券手数料108円が必要)となっています。
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【参考リンク】
・「松任谷由実 TIME MACHINE TOUR(タイムマシンツアー)Traveling through 45 years」の案内ページ(2019年4月4日・6日・7日、横浜アリーナ)※4月4日のチケット先行発売はこちら