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花言葉は「自然愛」。木々の成長とともにまたこの場所に戻ってもらえたら――新羽地域で恒例となっている卒業記念の「植樹祭」が行われました。

新羽小学校の卒業生手作りの「ハクモクレン」の樹木銘板。毎年の卒業記念としての歴史を重ね、15回目の植樹祭の開催となった

新羽小学校の卒業生手作りの「ハクモクレン」の樹木銘板。毎年の卒業記念としての歴史を重ね、15回目の植樹祭の開催となった

先週(2020年)2月28日(金)午後、新羽町の新羽丘陵公園で、同公園にも近い新羽小学校の6年生の卒業を祝う「第15回卒業記念植樹祭」を開催、卒業生約80人と教職員、地域の関係者らが集うなか、2本の卒業記念樹「ハクモクレン」の植樹が行われました。

この記念植樹は、新羽町に緑と花を増やそうと活動を行う花の里づくりの会(吉田厚雄会長)と、新羽丘陵公園愛護会(米山幸会長)が、2005(平成17)年度から実施しており、今年で15年目。

卒業生一人ひとりの手により「春一番に花が咲く」というハクモクレンの木の植樹が行われた

卒業生一人ひとりの手により「春一番に花が咲く」というハクモクレンの木の植樹が行われた

「学び舎を巣立つ卒業生の思い出作り」にと、同校のPTAや町内会有志らの支援と協力により開催。地元植木店の指導により、卒業生一人ひとりが、2つのクラスごとに分かれ、ハクモクレンの木を、スコップを用いて植える作業と記念撮影を行いました。

式典では、同公園愛護会の米山会長が司会進行。港北区の栗田るみ区長、花の里づくりの会の尾出(おいで)清和副会長、同校の三枝秀明校長があいさつ。

PTA関係者や両会メンバー、港北土木事務所の中田秀昭所長らも訪れ、卒業生の新たな「旅立ち」を祝していました。

新羽小学校、そして並び立つ新羽中学校、鶴見つばさ橋をも眺める高台にある「新羽丘陵公園」。植樹されたハクモクレンの木とともに記念撮影を行った

新羽小学校、そして並び立つ新羽中学校、鶴見つばさ橋をも眺める高台にある「新羽丘陵公園」。植樹されたハクモクレンの木とともに記念撮影を行った

尾出副会長は、「ハクモクレンは春一番に咲く花。つぼみが白く膨らみ、パッと花開く。自然愛という花言葉で、4メートルから5メートルほどにまで大きくなるのでは。卒業してからも、またずっと大きくなってからも、この木を見に来てもらえたら」と、児童らが生まれる前の15年前からこの事業が行われてきたこの公園に、また戻ってきてもらいたいとの思いを伝えます。

三枝校長は、かつて自宅にハクモクレンの木が植えられていたとのことで、「ハクモクレンが咲くと春一番が吹いて、木は揺れ、花はもみくちゃに。しかし、強い風の中でも、花は落ちることはなかった。そういった“強さ”を持って(成長していって)くれたなら」と、子どもたちの未来にエールを送ります。

ハクモクレンの木、そして花のような「強さ」を持って育ってほしいと三枝校長

ハクモクレンの木、そして花のような「強さ」を持って育ってほしいと三枝校長

折しも、この日の午後は、明日3月3日からの横浜市立小学校の臨時休校が発表されたタイミングとなっており、PTA関係者や保護者らも先行きへの不安な思いを抱く中、同校、そして来月4月から進学する生徒も多い新羽中学校をも見渡す同公園での“最後の思い出”のひとときを、卒業生らはのびのびと楽しんでいました。

多くの横浜市立小・中学校の卒業式の行方も気がかりな中、児童らが、これから先の日々、なかなか会うことが難しくなっても、「誰かがこの公園に(ハクモクレンの木を見に)来ていると思い、つながっていく」(三枝校長)。

この公園での植樹祭イベントの思い出が、きっと子どもたちの心に刻まれる日々となっていきそうです。

【参考リンク】

公園案内 新羽丘陵公園(横浜市港北区のサイト)※現在、横浜生田線(バス通り)側への拡張工事が行われている