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「超小型モビリティ」(超小型自動車)カーシェアリング(レンタル)がついに新横浜にも上陸しました。

2013年から行われている実証実験「チョイモビヨコハマ」の公式サイト

みなとみらいなど横浜市中心部の観光地を中心に、2013年から横浜市日産自動車(西区高島)が共同で行ってきた超小型自動車のカーシェア実験「チョイモビ」。無人で貸し出しと返却を行う16カ所目の「ステーション」が横浜アリーナの裏手に今月(2019年6月)から新設されています。

チョイモビは、日産自動車が開発した2人乗りの小さな電気自動車を活用。車内が完全に密閉されていないなど、バイクと自動車の中間のような存在ですが、最高速度は80キロまでの性能を持つ四輪車で、運転時は普通自動車の運転免許が必要です。

チョイモビヨコハマは200円の基本料金と15分あたり250円の料金で利用できる(公式サイトより)

電気を使った超小型の手軽な移動手段として、環境面からも将来性が有望なこともあり、横浜市は低炭素交通の利用拡大を目指し、日産自動車と共同で2013年からこの“チョイモビ車両”を使ったカーシェア実証実験を開始。今後も2021年3月まで実験を継続する計画としています。

チョイモビのシステムは、一般的なカーシェアと同様。スマートフォンやパソコンで会員登録後、車内のカード読み取り機に免許証をかざして利用するというもので、料金は1回利用あたり200円の基本料金のほか、15分あたり250円(1日最大3000円)の料金がかかります。

新設された新横浜3丁目の「新横浜・アリーナ裏ステーション」は、横浜アリーナ裏手の市有地にある

今回新設された新横浜3丁目の「新横浜・アリーナ裏ステーション」は、環状2号線にほど近い市有地に設けられており、市内中心部以外では初めてのステーション。運営を担当する横浜市温暖化対策統括本部によると、これから先にラグビーワールドカップや東京2020オリンピックのサッカー競技などが行われることも考慮し、設置したといいます。

新横浜・アリーナ裏ステーションでは、毎日8時から0時までの間に“チョイモビ車両”を使うことが可能ですが、必ず同じステーションに車両を返却する必要があるため、港北区内の周辺エリアで、移動手段としての利用が想定されます。

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<綱島SST>水素で走る「燃料電池車」のカーシェア開始、1台700万超のホンダ車導入(横浜日吉新聞、2019年6月19日、綱島では1台767万円超の水素で走るエコな燃料電池自動車を貸し出し)

五輪バレー「横浜アリーナ」案、市の空地やプリンスホテルなどをフル活用構想(2016年12月1日、幻となった東京2020五輪でのバレーボール開催計画の元となった市有地にチョイモビのステーションを設置)

【参考リンク】

チョイモビヨコハマの公式サイト

チョイモビ新横浜・アリーナ裏ステーション(太尾新道の裏手)