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開場となる朝8時前から横浜アリーナの前には長い列ができていた

横浜アリーナでは18年ぶりとなる大相撲巡業「横浜アリーナ場所」がゴールデンウィーク10連休の初日となる今月(2019年4月)27日(土)に開かれ、約8000人の相撲ファンが詰め掛け、平成とともに始まった横浜アリーナの30周年記念行事を盛り上げました。

2001年以来の相撲開催となった横浜アリーナ場所では、8時の開場を前に入場を待つ長い列が見られ、館内の土俵上で行われた公開稽古の様子を多くの人が熱心に眺めたり、握手会に参加したりと、朝から来場者の熱気で一杯

8000人の観衆を集めた館内では、土俵上の様子が大型ビジョンを使って映し出された

序二段から横綱などの三役まで、60番以上の取組が行われる合間には、本場所では聴く機会のない相撲甚句(じんく)や、相撲の禁じ手を実演する初切(しょっきり)と呼ばれる余興なども披露され、会場から大きな笑いを誘っていました。

港北区出身の三段目・鳩岡(鳩岡良祐=木瀬部屋、25歳)の取組ではより大きな声援が飛び、取組終了後の「弓取式」は都筑区出身で三段目の春日龍(日高賢太=中川部屋、34歳)が担当。また、館内では、港北区日吉出身で戦前の第33代横綱・武蔵山に関する展示が行われるなど、横浜アリーナ場所ならではの地域色も。

あいさつに立った横浜アリーナの関洋二社長は、土俵上から客席が埋まった様子を見て「30周年で大相撲に来ていただけてよかった」と感慨深そうに話し、会場に訪れた林文子横浜市長らとともに取組を見守りました。

【当日の様子】

館内では横浜アリーナのキャラクター「ヨコアリくん」もお出迎え

朝早く来た人は力士との握手会にも参加ができる

支度部屋の付近などではサインや写真撮影に応じてもらえることも

港北区出身で戦前の横綱・武蔵山展は大きな関心を集めていました

土俵を取り囲む「タマリ席」は横浜アリーナ場所特製の座布団付き

8時から11時までは土俵上で公開稽古が行われました

笑いのたえない「初切(しょっきり)」は巡業ならではの余興

今年の初場所では序二段優勝した三段目の鳩岡。幕下の取組で「横浜市港北区出身」と放送が流れると館内から大きな声援が飛んだ

幕内の土俵入り、時おり笑顔が見られるのも巡業ならでは

取組になると真剣にぶつかり合います

この日、取組はなかったものの横綱・白鵬が土俵入りを披露

結びとなる横綱・鶴竜と大関・高安の取組まで60番以上が行われた

都筑区出身の春日龍が「弓取式」をつとめるとあって最後まで席を立つ人が少なかったのが印象的でした

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<横浜アリーナ>18年ぶりに「大相撲巡業」が復活、2019年4月に“アリーナ場所”(2018年10月31日)

日吉が生んだ母思いの横綱「武蔵山」に迫る、綱島諏訪神社の草相撲で力育む(横浜日吉新聞、2019年3月12日、神奈川県出身では唯一となる第33代横綱・武蔵山について)

30周年の横浜アリーナで松任谷由実さん記念公演、「30年ぶりです、ありがとう」(2019年4月5日)

【参考リンク】

横浜アリーナ30周年記念サイト