2024年の「横浜アリーナ場所」は、5年ぶりに力士と観客の“ふれあい”を楽しめる巡業となりそうです。
来年(2024年)4月20日(土)9時から15時まで、今年(2023年)に引き続いての「大相撲横浜アリーナ場所」(株式会社横浜アリーナなど主催)が開かれることが決定。
きのう11月7日午後、横浜市役所(中区本町)を、日本相撲協会の枝川秀樹さん(時津風部屋親方、元前頭筆頭「蒼樹山」)や、主催者の横浜アリーナ社長・関洋二さんらが訪れ、山中竹春市長らに同場所の開催を報告し、巡業の魅力をアピールしました。
山中市長は、今年4月22日にアリーナ場所を観戦した感想を「こういうふうに土俵をつくるとか、お客様が入るんだとか、力士の方々が巡業されるんだとか見させていただいて、これはすごいいなと思いました」と、“お客様との一体感”が素晴らしかったとも言及。
「横浜アリーナでやっていただけると市民の方に喜んでいただけますし、とてもいいイベントだなと思いました」と、今回の開催についても歓迎しているとの想いを語ります。
枝川親方は、「昨年の巡業は盛り上がりました。お客様が一杯入るアリーナなので、お子様からお年寄りまで三世代で楽しんでもらえれば」と、大相撲の巡業としては異例だという約7000人の来場者があったことについて“他にはないですね”と、大都市・横浜らしい場所を開催できることを喜びます。
今年4月までは新型コロナ禍による行動制限があったことから、「今年の夏巡業から、巡業での力士とお客様との“ふれあい”が復活しています。今回は握手会やサイン会、赤ちゃんだっこといった企画も(2019年以来、5年ぶりに)行えるようになります」と、東京両国にある国技館での本場所とは異なる、巡業らしい“1日中楽しめる催し”を楽しんでもらいたいとも語ります。
港北区内の新羽地区、大倉山地区や綱島地区で、子どもたちが参加する「相撲大会」が行われていることについては、「子どもたちが大きな選手にぶつかっていく、相手を投げたりできると一番盛り上がります。ぜひ巡業を見てもらって『力士になろう』という子どもたちが増えてもらえれば最高です」と、力士たちの活躍を“実際に見て”もらいたいとの想いも語っていました。
開催当日は9時に開場。「普段は見られないので楽しんでもらいたい」(枝川親方)という公開稽古が行われ、12時からは幕下以下の取組をスタート。
取組の合間には、相撲の禁じ手を実演する「初切(しょっきり)」や、力士たちによる余興の歌「相撲甚句(じんく)」、太鼓打分の実演や髪結いなども披露される予定です。
13時30分からは幕内・横綱の土俵入り、幕内取組を行い、15時には弓取式、興行の終わりを告げる「打ち出し」で終了となる予定です(時間はいずれも目安、変更可能性有とのこと)。
チケットは土俵に最も近い1階タマリSS席が16500円から2階イスB席(大人券4000円、こども券※小学生以下2000円)まで9種類を販売。
今週末11月11日(土)10時から発売されるほか、25日(土)に同アリーナで開催される「ふるさと港北ふれあいまつり・秋のヨコアリくんまつり」特設ブースでも販売される予定です。
なお、1階タマリSS席は未就学児童の入場不可、1階席(タマリSS席以外)は幼児を含め全ての入場者に座席が必要(膝上観戦不可)。
2階席は4歳未満は無料(膝上観戦可)。席が必要な場合は有料。1階に入場はできませんが、人気だという“大型ビジョン”でのリアルタイム中継もあり、大相撲の雰囲気を味わうことができそうです。
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