港北区の福祉や保育を幅広い視点で議論するトークイベント「港福一夜城(こうふくいちやじょう)」(港福城プロジェクト主催=事務局:NPO法人びーのびーの企画室)が今月(2019年1月)31日(木)の開催で節目となる10回目を迎えます。
港福一夜城は、福祉分野に関わる団体や企業、個人を招いて現状や課題を議論するとともに、相互の連携を目指して2016年10月に始まったトークイベント。60人以上の賛同者が集まり、手弁当で運営を続けています。
これまでに保育所や福祉施設、学校運営に携わる人をはじめ、大学教授や医師、農家、企業経営者、区役所職員、区長などの幅広いゲストを招き、福祉の現場やバリアフリー、都市部の農業、貧困や格差の問題まで多彩なテーマを掲げ、四半期に1回程度のペースでイベントを開いてきました。
10回目となる今回は「ものづくり・ひとづくり~持続可能な社会を中小企業の視点から考える」と題し、一般社団法人横浜北工業会(緑区中山町)で専務理事をつとめ、横浜市での勤務経験も持つ長島敏晴さんを招き、中小企業の視点から「誰一人取り残さない持続可能社会」や「地域福祉との接点」を考える内容が語られます。
長島さんが専務理事をつとめる横浜北工業会は、港北区をはじめ、緑、青葉、都筑の4区に位置する“ものづくり企業”が中心となった経営者団体で、横浜市内でもっとも製造業の多い港北区の中小企業が多く加盟しており、港北区役所が主催する工場公開イベント「港北オープンファクトリー」にも協力しています。
中小企業のなかには福祉の現場で働く“プロ”の人々でも気づかなかったような福祉的な取り組みを実践しているケースも多いといい、「今後の企業のあり方などを、福祉分野に携わる人たちにも伝えたい」(主催者)と講師として招へいを決めたとのことです。
第10回の港福一夜城は、今月31日(木)の18時30分から20時30分まで港北公会堂の2階会議室で行われ、入場料は999円。参加には事前申し込みが必要です。
【参考リンク】
・港福一夜城の公式サイト(イベント詳細と申し込みも)